「バンビ」に学ぶ人間の醜悪さ。

【あらすじ】
ある春の朝、
森の王様の子どもバンビが生まれた。
夏、秋、冬と季節を経てバンビはすくすくと
成長していくが、
ある冬、母は人間に殺されてしまう。
悲しみに暮れるバンビの前に現れたのは、
森の王様であるバンビの父だった。
父はバンビに母はもう戻らないと告げると
バンビを森の王にすべく導いていく。

このビデオが子どもの頃に家にあり、
繰り返し観ていた。
うさぎのとんすけが花を食べるシーンがね、
すごく美味しそうでずっと記憶に残っている。
でも物語の流れは全く覚えていなかったので
改めて視聴。

動物たちの動きがリアルかつファンタジー。
これを…1942年に…?凄まじい技術…。

【以下内容に触れています】


私の母は子どもの私に何よりもまず
人間の醜悪さを教えたかったのかなと感じるほど
「人間=悪」な映画だった。
バンビの母は人間に撃たれて死んでしまうし、
人間のせいで山火事が起きるし、
バンビ自身も人間に怪我をさせられる。
人間め…許すまじ…。人間…。
顔も見えないし声もしないのはバンビたちから
見た世界だからなのかな。

ディズニー映画で一番人気のない悪役なのでは?
人間。
人間の愚かさを1942年に描いていることが
本当に凄すぎる。
ただただ動物たちが出てきて可愛いよ〜みたいな
映画ではない。

そうは言ってもやっぱり可愛いシーンは沢山ある。
とんすけのシーン好きだな。
やはり花も美味しそうだし、とんすけの母が
つぼみだけを食べようとするとんすけを
注意するやりとりも良い。

ちなみに今の私のヘアクリップはバンビです。
動物と人間が戦争になったら動物の肩を持ちたい
と思っている。
三つ子の魂百まで。

【バンビ/
デイヴィッド・ドッド・ハンド】

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