心と体のコントロール④思考の変容
また、つらつらと面白くもないことを書いていこうと思います。
前回は行動を変えることで、心を楽にすることを書いていきました。
とにかく練習です。急に上手にはできません。
心の余裕があるときは「小さな」ことから行動を変化させてどんどんチャレンジしてみてください。
まじめな人や、自分を自分で追い込みがちな人が心身の健康を崩してしまうんですよね。だからやりすぎ注意です!少しの変化をしっかり楽しみ、行動を変えたときのその違いを【出来事→思考→感情→行動→結果】に切り分けて行動がもたらした変化をしっかりと理解でいるとよりgoodです!
さて今回は思考についてです。
人間の感情は思考によって生み出されます。この思考とは無意識に発生するものです。もちろん同じ出来事でも、人によって、その時によって、生まれる思考は違いますし、当然感情も違います。過去の記事でもチラッと紹介しましたが、これを自動思考といいます。
幼少期、自分の生活スタイルや、側にいる人に影響されたり、あるいはトラウマなど。過去の経験から作り出されます。自分の人生がこの自動思考に現れます。当然根深いものです。
この自動思考というのは意外と見落としがちだったり、塞ぎ込んだり、はたまた自己否定なんかをすることもあるので、見つけるのに苦労する人もいると思います。
そういう時は「出来事→思考→感情→行動→結果」に切り分けて考えてください。
以前の例を出しましょう
「公園のベンチで読書を楽しんでいたあなたのもとへ見知らぬ首輪のついたゴールデンレトリバーが駆け寄ってきます。飼い主らしき人は周りにいません。」
という出来事に恐怖を感じたとします。
自分の心の声を聴いたときに「犬可愛いなぁ」という思考が出てきたとしましょう。
なかなか恐怖とはむずび尽きずらい思考ですよね。
これは極端な例ですが、このような矛盾のように見られることは、事細かいことでも容易に起こることがあります。
まずは自分に寄り添ってあげましょう。自分の心を認めてあげないと、当然解決の糸口も見えにくくなります。【自分の心を救えるのは自分だけです】
もちろん他人の言葉に救われる、なんて経験もみなさんあると思います。しかしそれも結局は他人の言葉を使い、自分の思考を巡らせて自分を救っただけです。味方になってくれる人は多いにこしたことはありませんが、まずは自分が一番の自分の味方になれるように練習していきましょう。
これから説明するのは「反証」というものです。
【出来事→思考→感情→行動→結果】のうち【思考】にスポットを当てましょう。
これもまた練習あるのみです。簡単にはいきません。
だからこそ小さなことから少しずつ練習です。急に上手にはなりません。
【出来事】「公園のベンチで読書を楽しんでいたあなたのもとへ見知らぬ首輪のついたゴールデンレトリバーが駆け寄ってきます。飼い主らしき人は周りにいません。」
【自動思考】「きっと噛まれて怪我をする!」
【感情】恐怖
ここに「反証」を取り入れてみましょう。反証とは簡単に言えば別の思考です。心から勝手に湧き出たものではなく、頭で考えて出せる言葉です。
例えば「ゴールデンレトリバーは温厚な犬だから噛むことはないだろう」
僕ならこんなものが出てきます。
これが反証です。気休めだって?そう、気休めです。でもこの気休めが苦手な人が心を乱します。気休めは皆さんが思っている以上に力があります。
みなさんはどんな言葉を考えれますか?
素敵な反証を出せると思いますが、自分から出せるものは結局のとこと、今までの自分の知識や経験からつくられたものたので、気休めとしては弱いことも多々あります。もちろん自分一人でやってみてうまくいく人もいます。でもうまくいかないなら、他人にどんな反証が出せるかを聞いてみるのもいいと思います。
ただ難点が一つあります。同じコミュニティに属する人は似通った思考になりがちです。できればいろいろなコミュニティに属する人に聞いてみるのをお勧めします。難しいことを書いている自覚はあります。僕も苦労しました。だからこと少しずつです。焦らず、練習できるときに練習して、聞けるときに聞いていきましょう。
「えー反証っていうんだ。でも私は普段からそれやってるよ?」
そんな人もいると思います。というより結構な人が普段からやっています。
壇上でスピーチをしないといけない場面。
うまく話せなかったらどうしようという自動思考。
不安という感情。
それに対して、「たくさん練習したから大丈夫。自分ならうまくできる」という反証。
ごくごく普通ですよね。いろいろな場面でみな反証を使っています。
ここで③行動によって得られる結果に書いた、ことを振り返ってみましょう。
「メリットは消費されデメリットは蓄積される」
これは反証によっても同じように発生します。
わかりやすい例を出しましょう。
上記の場面での反証を「誰も自分には期待していないから失敗しても大丈夫さ」とします。失敗するリスクは軽減され心が軽くなるかもしれませんね。
別の場面。任された仕事をうまくこなせる自信がない。「誰も自分には期待していないから失敗しても大丈夫さ」。心は軽くなるかもしれません。
しかしこの反証を使い続ければ当然デメリットは蓄積していきます。
わかりやすいデメリットとしては自尊心がどんどん下がっていくでしょう。もちろんほかにもいろいろなデメリットがあります。
だからこそ、外部から反証を取り入れるのがキーポイントになります。
多々ある場面で、自分の使いがちな反証があればそれについてのメリットとデメリットについて考えてみましょう。もちろん使いがちな反証が悪いものだということではありません。それも大切な手段の一つです。必要な時に使えるように捨てずに持っておいてください。
いろいろなコミュニティの人からどんな反証があるかかき集めて、自分の武器を増やしましょう。自己啓発本や小説の読書や映画鑑賞で登場人物の考えを取り入れるってことも効果的です。
無難なこととか、口当たりのよいものとか、誰だって納得するようなきれいごととか、SNSや動画でみんなが口をそろえて言っていることも大切な手段の一つです。大事に持っておきましょう。でもこれらは正解ではありません。ただの手段の一つです。
とにかく自分にない発想を、普段の自分は考えないものを。そのなかから自分が気に入ったものを使ってみましょう。
考えちゃいけないことなんてありません。
僕個人の話をします。僕はアメコミが好きでそこから考えを得ることもあります。日本の漫画から得ることも多いです。哲学が好きでよく学んでいます。Jロックが好きでその歌詞にハッとされることもあります。映画の登場人物に心を寄せることもあります。
それを流してしまわずに、自分の選択肢としてしっかり持つようにしています。
見聞きしたことを理解するのは簡単です。ただそれを自分の中から出せるようになるかが重要です。
僕も反証が偏ってしまうことがよくあります。そんなときに自分の中の引き出しを見直してみたり、本を手に取って、音楽を聴いて、映画を見て、絵画を鑑賞して、それを自分の口から発して、何度も反復練習をして自分のものにします。
なんどもなんども練習です。わかったフリを無意識にしてしまうこともあります。確実に自分のものにするために、繰り返し、繰り返し。
これももちろん大変なことです。
できるときにやっています。心を動かすのはとても疲れることですから、元気がないときは無理に練習することなく、できるときにできる分だけ。
書かないといけないなと思っていたことはとりあえず全部書きました。
ここに書いたことがすべてではありません。書きたいこともまだまだあります。
僕は①~④までの内容の勉強と訓練を専門の施設で毎日1年半の期間をすごして手にしました。それでもまだまだ足りないなと感じることが多々あります。
きっとずっと学び続けないといけないんだなぁなんて思っています。
老衰で死ぬまでに目指した自分が出来上がればいいなぁなんて思っています。焦ることは悪いことではありません。僕は焦って行動しがちなので、どうしてもそのデメリットが溜まっていきがちです。だから目標もゆっくり達成をと今は考えています。
気が向けばまた書き留めようと思います。
近々かもしれないですし、一切書かないかもしれません。
自分の復習のためにと書き留めました。今の自分の整理整頓ができてよかったです。未来の自分がこれを読んで「このころの自分はまだまだ足りてなかったな」と思えますように。
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