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「君への手紙」 事務局長コラム

海士町社会福祉協議会のnoteに事務局長コラムのコーナーをいただいた
コラムは何を書いてもいいらしい 
何を書いてもいいと聞くと中学生の時に暗記した「徒然草」を思い出す

つれづれなるままに、日暮らし 硯(つづり)に向かひて、
心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、
あやしうこそものぐるほしけれ

暗記はしたが、言葉の意味を全く理解していない
「あやしうこそものぐるほしけれ」??
調べてみると「妙に狂おしい気分になる」らしい
狂おしい気分にならない程度に書きつくりたい

みつばちファームの美味しいパン(本文と全く関係ない)

「君への手紙」

君は「○○なら辞めます」というウィルスにおびえている
職員が減ると組織が存続できない
なるべく職員に負担をかけまいと、
何とか楽しく仕事してもらおうと
奔走する

組織で対応すればいいが
ウィルスに侵された君は認知が歪み

君が一人で全部を背負う

君への負荷が大きくなり、本来の業務ができず
組織運営に支障をきたし、さらに職員の不満が大きくなる
「組織が変わらないのなら辞めます」
「組織を変えるのなら辞めます」

その狭間で苦しみ体を壊す

う~ん

「認知の歪み」

この苦しみのウィルスにかかると認知の歪みが生じる
「認知の歪み」とは心理学用語で代表的な10パターンがある
普段では何ともないが、ウィルスが浸透すると恐ろしく当てはまる

①全か無かになる ▷ちょっとの失敗が、全部ダメになったよう考える
②極度の一般化 ▷1つのよくないことが、全部そうだとなる
③心のフィルター ▷良い面も悪い面もあるのに、悪い面しか見えなくなる 
④マイナス思考 ▷褒められてもそう捉えられない
⑤論点の飛躍 ▷根拠もなく何でも悪い方に関連付けてしまう
⑥過大評価と過少評価 ▷欠点や失敗を実際より大きく、良い点を実際より小さく考える
⑦感情的な決めつけ ▷「不安から失敗すると思ってしまう感情」ですべてを決めつける
⑧~すべき思考 ▷原理原則で考え自分や他人にイライラする
⑨レッテル貼り ▷「自分はダメだ」と決めつける
⑩誤った自己責任 ▷何かトラブルが起こった場合「すべて自分が悪い」と思ってしまう

「歪み」を治す方法

歪みを治すには専門機関を頼ったほうがいい
心療内科でもいい、カウンセラー、コンサルタント・・・
結局は「溜まっているものを外に出す」しかないのだが
専門家に頼ると治るのが早い

専門機関にかかれないのであれば、
誰かに話す、泣く、汗をかく、旅をするなど
出して自分を空っぽにするといい

重い荷物を降ろして 時には遊びに行こう♪


君はふだん褒められることは無い
でも今日は特別に君を褒めよう 君はよく頑張った
君が元気じゃないと、関わっている人を元気にできない
君はこれからもたくさんの人を元気にさせなきゃいけない


♪いとし brother、sister、mother and father
時計の針を止めて
サヨナラと出会いの繰り返し
ひとり夢追って 調子こいて♪

そんな君のために
集まってくれている仲間と一緒に 
もう一花咲かせよう 

そろそろ「あやしうほどものぐるほしけれ」になりそうなので
このへんで 


https://www.youtube.com/watch?v=pRDI2XHvXLQ

引用 桑田佳祐 「君への手紙」 2017

(海士町社会福祉協議会 事務局長 片桐一彦)



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