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Alignment と Autonomy を両立させるために今年取り組んだこと
こんにちは。天野です。
師走ですね。今年もあっという間に時が過ぎ、残すところあと3週間となりました。年明けにはRSGT2025があり、ありがたいことに今年もプロポーザルを採択いただいたので年末年始は準備を頑張ります。
今年の始めに以下のnoteを書きました。
登壇の準備も兼ねて、それから取り組んだ今年の主要な活動を振り返ります。
組織のプロセスを検討する場を作った
これまでは本部全体は1人の本部長がマネジメントする体制でしたが、今年は本部を価値提供の単位で3つのラインに分割し、各ラインを担当する副本部長を置くという体制になりました。このように体制を変えたことで、自然とラインを横断する本部全体の運営プロセスの議論がスタートしました。
本部長と副本部長が中心になり、そこに自分も加わって毎週1時間の検討時間を設けました。この議論の中でありたい姿を議論し、後述の仕組みをひとつひとつ検討し試行錯誤しながら実施を進めました。
実際にやってみた所感として、後述の仕組みは最初に設計されたものではなく、実験の過程で探索的に現れたものであり、トライ&エラーを通じて自組織に合ったやり方を見つけていく過程そのものが重要だったと感じています。
組織の目標を見える化した
組織として同じ方向を向きながらも、各チームでは自律的に動ける状態を作るためには、組織として目指す方向性や目標を常に意識したいです。組織の目標を見える化しチームが自律的に取り組めるようにするために、SpotifyのBets Boardを参考に目標を各レイヤーで表現しました。
本部全体の注力テーマを最上位の目標とし、その下にプロダクトごとの目標を配置して上位目標との紐付けを行いました。プロダクトごとの目標は、毎年自社で主催しているカンファレンスのプロダクトキーノートで発表したい内容をもとに目標化しました。
各目標にはオーナー(責任者)を設定し、オーナーの責任のもとでチームが実行する形を取っています。
目標を可視化する手段には特にこだわりはなくOKRでも何でも良かったのですが、たまたま見かけたBets Boardがやりたいことに近かったので参考にしました。
そしてやってみた感想として、良い目標を設定するのはとにかく難しいです。また数百人の組織の目標となると色んなメンバーが目標設定に関わるため、目標自体の品質がバラバラになってしまうこともなかなか大変でした。
実施状況を見ながら、カタを整備するなどの活動にも取り組みました。
また最近公開した往復書簡の記事にも関連する悩みや取り組みを書いていますのでご覧ください。
レポーティングの仕組みを整えた
目標を見える化するためにBets Boardを作り、並行してレポーティングの仕組みを整えました。各目標のオーナーが、目標に対する活動レポートを記載し、毎週のアラインメントミーティング(後述)で共有するようにしました。
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ありがとうございます。書籍代に使ったり、僕の周りの人が少し幸せになる使い道を考えたいと思います。