組織の健全性を測りながら改善アクションを実行するためにどうするか
こんにちは。天野です。
最近は組織の目標をどのように見える化して、各チームで全体の方向性を意識しながら、自分たちが目指す目標を決めて自律的に活動するにはどうしたらいいだろうかと考えていました。これは、組織としてタスクに関する成果を最大化するための仕組みづくりと考えられます。
組織としてタスクに関する成果について考えると、付随して人に関する成果はどう組織として見ていけばいいのだろうかと疑問が湧いてきました。
まだ具体的な取り組みはできていませんが、現在考えていることをアウトプットしたいと思います。
いわゆる従業員エンゲージメント向上とはちょっと違う
メンバーの士気や幸福度を測る話になると、いわゆる従業員エンゲージメント向上サーベイのようなものが連想されます。そのようなサービスを提供している企業も調べるといくつか出てきます。
それらしい情報は測れると思いますが、これらのサービスは基本的には人事施策検討のために設計されており、現場のメンバーがメトリクスとして活用するにはだいぶユースケースが違うか、サービスとして重厚すぎて活用しづらいものになっている印象です。
何らかのサーベイは必要そう
1つのチームで活動するスクラムマスターや、最大でも10人くらいを担当しているマネージャーとして、メンバーが情熱をもって働けているか把握するのはそれほど難しくありません。日々のチーム活動や1on1で直接顔を見て言葉を交わすので、声のトーンや表情などから多くの情報を得ることができます。
しかし、組織の規模がある程度大きくなり、一人ひとりのメンバーと十分な時間をとって話すことができなくなると、みんながどのような気持ちで仕事に臨んでいるか知るのはとても難しくなります。だからマネージャーに委譲する訳ですが、マネージャーの中には現場の不満の声を無視して「問題なし」と報告することで自分の評価を高めようとする人もいます。そうでなくても、マネージャー全員が効果的なアクションを取れる保証もありません。なので、何らかの手段で定性的な情報を集めて組織の健全性を見る必要があると思います。
全員と直接話すのが難しい環境で、一人ひとりの声を広く集めようとすると、現実的には何らかのサーベイを実施することになると思いました。個人的には、組織内でサーベイを実施するなら、目的を明確にしたシンプルなアンケートを自分たちで設計するのが良さそうに感じています。
出来合いのサービスを使うよりも、何のためにサーベイを実施しようとしていて、どのようなアクションを実施しようとしているのかを、組織のリーダーが自分の言葉で直接伝える機会になるためです。
re:Workにサーベイ実施についてとても参考になる情報があったので紹介します。
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ありがとうございます。書籍代に使ったり、僕の周りの人が少し幸せになる使い道を考えたいと思います。