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サントリー1万人の第九を浴びて来た女の田中圭さん寄りの感想

1万人の第九を浴びて来た。

その記憶を忘れないようにnoteに綴っておく。

昨年、田中圭さん目当てで配信で見た1万人の第九。
画面越しでも音の迫力がすごく伝わってきて、もの凄い感動をもらった。


あの時は、なんならば来年は自分も歌う側になりたいとすら思ったが、練習参加時間を捻出するのが難しそうで断念した。

高校時代は帰宅部で青春を謳歌する事があまり無かった私だが、会場の廊下で緊張している人たちや、終わった後の達成感に浸っている人達をみて青春はいつでも取り戻せるのだと感じた。

これから先いつかチャンスが訪れたらあの場所で仲間を作り歌ってみたいと思っている。
まさに謳歌である。

総監督の佐渡裕さんの人柄はとにかく素敵だった。
器の大きさを身体が表しているのではないかと思うほどの大きな人で、話す言葉にはユーモアや愛がある。
今年初参加の司会者の三ツ廣アナウンサーの緊張をほぐす様な一面もあり素敵な方だった。

そして今年の司会をつとめた松岡茉優さんの司会も良かった。
その場の空気を感じ素直な言葉で返してくれる。
会場全体を和ませるのもとても上手で、コロコロとした可愛らしい声、そして茉優ちゃんが佐渡さんを「マエストロ」と呼ぶそのトーンがあまりにも心地よかった。

ゲストピアニストの亀井聖矢さんのピアノ。
わたくし、全然ピアノ演奏とか聞く事なくて、うまく言えないけれど、色んな音がどんどん押し寄せて来てワクワクしたりしみじみと聞き入ったり、1つのピアノという楽器なのにこんなに色んな感情を生み出せるのか…などと感じたりした。


絢香さんの歌声の迫力、わぁー!!声量すご!
こんな小さな身体からどうなってんの?
贅沢すぎるわ。
などと語彙力崩壊の感想しか書けないけれど凄かった。

ここからは田中圭さん寄りの感想を。

なんか記憶がどんどん消えているので、途中私の壮大な妄想が入っている可能性大なのであしからず。

後半のスタートからすぐに圭さんの朗読が始まった。
手を振りながら出てくる圭さんは舞台挨拶などでよくみる柔らかくて可愛い圭さんだったけれど、舞台中央に立ち本を開きスッと姿勢を正した瞬間か
表情が完全に変わっていて、スイッチが入ったようで、ものすごくゾクゾクした。

恥ずかしながら、朗読を観に行った事が無かったので、本を見ながら読むぐらいのイメージでいたのだが、全然違った。

読むのがいいのか読まないのがいいのか持たないのがいいのか

初耳学でそんな風に語っていた圭さんが見せてくれた朗読。

圭さんはきっと完全に台詞を入れてきたのだろう。
時折目で文字を追ってはいたが、遠くにいる誰かに語りかけるように殆ど前を見ていた。
だけどページはちゃんとめくっていくのだから、頭の中にページをめくるところまで入っているのだろう。

別の方の過去の朗読シーンを少しだけテレビで見ていた為、勢いよく強く訴えかけるような読みかたをするのかと思っていたが、こちらに語りかけるような耳触りの良い心地よい声と、胸に響く力強い声。
熱すぎず、自然すぎず台詞に嘘のないような声の使い分けに引き込まれた。

そして時折みせる凛とした突き刺さるような表情があまりにも格好よくて…

声も聞きたい。
表情も見たい。
言葉の意味も噛み締めたい。

脳内キャパ狭めな私なのに三兎も追ってしまったものだから…結局どれも中途半端になってしまって、集中しきれず、ほんと勿体無い事をしたと後悔をしている。

配信でも流れなかったという声を聞いたので、是非テレビ放送でじっくり味わいたい。

朗読の後はスタッフの方に背中を押されるようにすぐに退場してしまったけれど、その後すぐに演奏が始まり第九の大合唱へと続く演出はすごく感動的だった。

いままで音程やリズムやドイツ語の歌詞やらに縛られていた合唱団の人たちが、自分達がなんのためにここに集まって歌っているのか再認識するために朗読していただくわけですけど、適任者だなと思ってとっても楽しみにしています

関西ローカルの番組で佐渡さんが圭さんに対して語っていた言葉。
5年ぶりの復活となった朗読に信頼を得て抜擢された圭さんは格好いいし、圭さんから第九への素敵なバトンを見られて良かった。

合唱が始まる前に圭さんはまたスタッフの方に連れられて先頭の席に座って見ていたのだが、後ろから見ると、ほぼほぼ動かずずっと前を見ているような姿勢だった。

だけど、第九の合唱が終わった後は右に左に顔を動かし大きな拍手を送りみんなを讃えていた。

圭さんのトークはなく、そのまま皆んなで壇上に上がり合唱の方々や、演者、司会者さん達に大きな拍手を送り終演の時間になる。

上からヒラヒラと落ちてくるハート型の紙を見上げている圭さんからすごくピュアなオーラが溢れていて美しかったし、その紙をポケットに挟んでBIG LOVEならぬBIG Heartを胸につけている姿があまりにキュートだった。

最後何度か舞台からいなくなってまた出てくるを繰り返していた時に、松岡茉優ちゃんを先に進むように手をスッと出して導いている姿はスマートで、演者のかたを讃えすぎて列が進んでいるのに気付かずアワアワと後を追っていくところは可愛かった。

圭さんのおかげで感じる事ができた一万人の第九。

絢香さんの歌の時に一万人が立ち上がる音がすごくて、例えるならば戦国ドラマとかで大群が押し寄せる第一歩みたいな感じで恐ろしい程だった。

一万人を敵に回したら怖いななどと感じたのも束の間。
その後の歌声や第九の歌声、一万人の歌声はすごく力強くて音が降ってくるという感覚を体感した。

人の力って本当すごい。
暴力に変えることもできるし、これだけの人たちがたくさんの練習をして、今日を迎えてこんな風に皆んなで同じ方向を向いて感動を感じ伝えることも出来るんだなぁ。
これだけの人たちが3人ずつに幸せを与えたらすごいことになるよね。
たくさんのハッピーが広がればいいな…などと考えていた。

圧倒されすぎて結果全然集中出来ていない脳内キャパおちょこなわたし…

是非是非集中してもう一度見たいので、円盤には余すことなく隅々まで入れてください。
よろしくお願いします。

第九当日の田中圭ビジュアルまとめ




朗読の田中圭さんも感動しました。朗読でどういう風に第九をやっていくか示してくれた。

 

緊張しました。皆さんが後々歌い上げるものなので、想いを込め、ここにいない方にも伝わるように朗読をしました。

圭さんに出会わなければ経験できなかった素敵な時間をありがとう。

最後に、第九で買ったこちらのパンフレットの感想をすこし。

圭さんが載っているのは出演者紹介(宣材写真のみ)のページ。あとはインタビューが2ページ。
インタビューページには昨年の写真が数枚ありどれも格好いい。
インタビューでは昨年の思い出や朗読についてなどが語られていた。
勢いで買ったものの、2ページの為に買うには高かったかな?など読む前にちょっと後悔していたけれど、私的には自分の道標として置いておきたい素敵な言葉が載っていたので、買って良かったと思っている。

圭さんのくれる言葉はわたしの宝物です。

雨音

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