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maa
2023年3月28日 10:30
篠部への道 それは思い出の道である。 愛しい人が逝って1652日。 時の流れは無情なもので、形ある物を崩して行く。 彼が履いていた靴を庭に出る時などに履き、共に過ごしている気分になっていた。 先日の大雨の日に、その靴でゴミ捨てに行ったらびしょ濡れになった。 ひっくり返して靴の裏を見て驚いた。 彼の履き癖なのだろう、親指の付け根あたりに穴が空いていた。真愛が買ってあげた「軽い靴」を好
2023年3月5日 12:37
ぐずぐず悩みながら描いた日本画の作品を搬入し、一週間。 息子家族がみんなして見に来てくれた。 毎年、コロナ禍で出かける事が出来なかった為に、教え子のお母さんを誘って見に行って貰っていた。 今年は、国際交流の活動報告を公民館に展示するとか、三絃のお稽古日と重なったとかで、結局、息子家族と見に来ただけで終わってしまった。 お嫁さんは、丁寧に「これが杉の木の皮なんですか? どうやって剥が