ミュージカル「流星の音色」 観劇記録
先日、SixTONES 京本大我 主演
ミュージカル 流星の音色を観劇してきました。
なので今回はそのお話。
最初にお断りしておきますが、あの、めちゃめちゃ正直に書きますので怒らないで…
ネタバレも若干含みますのでご注意ください。
あらすじ
主役は海の星の王子・リーパ(京本大我)と遠く離れた星、山の星の王女・シルウァ(真彩希帆)
恋に憧れて恋愛小説を読んでいたシルウァの目の前がいきなり光に満ち、遠くの星であるリーパの歌声が聴こえてくる。
声と演奏でお互いに惹かれ合っていった二人がどうにか会いたいと奮闘する七夕モチーフの恋愛ファンタジー。
真彩希帆さんがただただ愛おしい
恋をしたことないシルウァ。
恋ってどんなものかしら?と歌うシーンがあるのだけれど、本当に愛おしすぎて涙出た。
少し年齢を下げたような歌い方がかわいすぎて。保護案件。
京本大我 王子様全開
衣装がザ!王子様!
王子様な京本氏を見たい方はこれだけでもすごく満足するのではと思うくらい王子様。
すごく凝ってて立体的で。衣装見るのすきなわたしは細部が気になってしょうがなかった。笑
弱気な男の子だと思ったけれど、
実は人間じゃありませんでしたー!って展開。
それに伴い性格の変化があるのだけど、
表情も歌い方もガラッと変わっててゾクゾク。
ミュージカルなのでたくさん歌声が聞けてハッピーだった(しかも舞台上の生オケ)
ただ、第3形態がな、衣装と髪色のせいで
カズレーザーさんにしか見えないのよ…
センターの階段からドーーーン!!!っと登場も
(あ、カズレーザーさん…)の気持ちが強かった。
これ見た方で絶対同じこと思って人いるでしょ。
正直に挙手してほしい。
肝心のお話の内容は…
これからボロクソでてきます全方向にごめんなさい!
正直、お話面白くなかった!
歌を歌わせるために台本という生地をめん棒で薄く薄く伸ばしたような…
3時間半の舞台で長い部類のものだと思うんだけど、
面白ければ本当にあっという間に感じられるものなんだよね
今回はおや…長いな…?って気持ちが強かった。
でも、新橋演舞場って舞台装置として噴水みたいなのがあるんですよ。
舞台上で上から水降ってきたり下から噴水上がったり。
今回はクライマックスのシーンで効果的に使われてて。
ちゃんとお話とリンクしてて素敵でした。
そして声で感情を歌い分けるってすごいなあと感じた舞台だった。
皆さんお歌が上手な方々だったので、音楽はとても楽しめました!
新妻さん、こんな高音しっかり出る方なんだ!とか。
人によって歌い方が違うから楽しかった。
物語の面でなぜあまり楽しめなかったか考えてみたのだけど
わたしは先を想像しながら観てしまっているのだと思う。
そして想像通りに話が進むと面白いと感じないのだ…
ギャップと裏をかくような物語が好きなわたしにとっては
自分の持ち合わせている思考の選択肢の通りに進むのは面白くない。
もちろん、今回のお話もええ…ってなったところはあったけど弱かったのだ。
こんなこと考えずにフラットに舞台楽しめればもっと面白かったのかもしれない。
どうフラットに観れば良いのかわからないのだけど。
あとは親子のシーンが多く母、父が子を信じて送り出すような部分に共感が進まなかったせいもある。
親が子を思う気持ちはなんとなくわかるし、子を信じて送り出す気持ちもわかる。
でもなあ…それにしては足りないんだよなあ
繊細な描写をわたしが読み取れなかっただけなのかもしれない。
今回は特に物語の進みがスローペースで先を考える時間が多かったこと、
登場人物へ感情移入ができなかったこと
この2つが原因として大きいと考える。
他のこともそうなのだけど、舞台って内容見てみないと面白いかどうかわからないんだよね。
自分がどう感じるかっていうのも自分次第だし。
映画とかは一つの画面で集中してみてほしい場所に焦点が当たるようにされているわけだけど、
舞台は席の角度や登場人物の誰に集中して観劇するか、どの音を聴くかなど選択する情報によって感想ってすごく分かれてくると思うんだ。
生身の人間が演じているわけだから公演事に違う表情だったりするし。
だから見る座席、日時が違ったらきっと違う感想が出てくる。
そこが舞台の面白いところだと思うんだ。
補足:座席に関して
座席は2階3列47番
ド上もド上。ちょうど右席の境目なので目の前に座席がなくゆったりと座ってみることができました。
少し上手に見切れはあるものの、視界は良好。
花道も半分ほどは見える。(今回使わなかったけど)
表情を見るには双眼鏡を持っていった方が良いけれど
全景で見たいのであればそのままで十分楽しめるお席でした。