なぜオードリー若林さんのエッセイは心地よいのか
誰しもが心地よさを感じるオードリー若林さんのエッセイ。
自然な時系列に波打つように散りばめられた伏線と回収。時より差し込まれる内なる呟きが行間を埋め、繊細な言葉のチョイスに彩られた末尾が頁を進ませる。
僕らの脳内に溶け込んでいくこの心地よさ、どうやらまだ「何か」が隠されているようだ。
オードリー若林さんの『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』の文庫本が発売になったので、改めて旅行記を堪能した。
若林さんのハニカミと心拍数が伝わってくるような情景描写、愛らしくキャラ付け