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オードリー若林さんを想う

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オードリー若林さんについて綴ったnoteの纏めです
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2020年10月の記事一覧

なぜオードリー若林さんの人気の解像度を上げると世の中が求めていることを紐解けるのか

なぜオードリー若林さんがこれほどまで熱烈な支持を受けるのか。 この若林さんの人気の解像度を上げることが、今、世の中が求めていることの一端を紐解くことに繋がると思っている。 これが僕のnoteの1つのテーマな訳だ。 では、なぜ若林さん人気の解像度を上げることが世の中が求めることを紐解くことに繋がるのか。 今回はそこに切り込みたいと思う。 若林さんはサービス提供者の頂に立つ僕たちは、若林さんの内面により迫りたいと思っているし、無条件に応援したいと思っている。 その為に、

"血の通う関係"で結ばれるオードリー若林さんと僕たち

文庫版『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』を読んだ人にとって"血の通う関係"はエッセイを締めくくる特別な存在だ。 新自由主義や資本主義に翻弄され募る違和感に、若林さんがキューバ・モンゴル・アイスランドへの一人旅を通じて向き合い、そこから自由になる為の拠り所として、言語化に落とし込んだ境地。 誰しもが感じたことのある新自由主義と資本主義のパラドックス。こんなにも成熟した日本の中で何故こうも競争に駆り立てられ、不安を掻き立てられるのか。どうしたら周りの目を気にせず心か

オードリー若林さんの誰も傷つけない突っ込み

オードリー若林さんの誰も傷つけない突っ込みに、新時代のMC像を見た。 今回の舞台は『あちこちオードリー』、ゲストは岡田結実さんとニューヨークの屋敷さん、嶋佐さん。 岡田結実さんが、菊地亜美さんのようにバラエティ番組でMCの懐に入っていきたいという思いが話題に。バカに見られるわけでもなく、芸人の父親の存在もあり、扱いが難しいキャラになっていることがもどかしいという悩み。 自分たちも同じ悩みを抱えていると共感するニューヨークさん。屋敷さんが嶋佐さんに「バカに見えてるよ」と振

なぜオードリー若林さんのエッセイは心地よいのか

誰しもが心地よさを感じるオードリー若林さんのエッセイ。 自然な時系列に波打つように散りばめられた伏線と回収。時より差し込まれる内なる呟きが行間を埋め、繊細な言葉のチョイスに彩られた末尾が頁を進ませる。 僕らの脳内に溶け込んでいくこの心地よさ、どうやらまだ「何か」が隠されているようだ。 オードリー若林さんの『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』の文庫本が発売になったので、改めて旅行記を堪能した。 若林さんのハニカミと心拍数が伝わってくるような情景描写、愛らしくキャラ付け

尺が足りない飲み会と話を積み上げたいオードリー若林さん

大人数の飲み会は嫌いと語るオードリー若林さん。話に入っていけず一人になってしまう時間ができてしまい、早く帰りたくなる、と様々な番組で語っているが、どうやらはこの葛藤は、人数の多いバラエティ番組を得意とせず、ラジオでこそ持ち味を発揮する若林さんの本能的な嗜好と根は同じようだ。 大人数での飲み会ではどうしても一人あたりの持ち時間が限られ、じっくりと背景や登場人物等を丁寧に説明する尺は与えられず、ギュッとポイントを掻いつまむことが求められる。 一つの話題に関していろいろな観点か