[Amazon]それでも「置き配不可」ですか?
Amazon の利用で「置き配不可」を選択されている方には、どんな理由があるんだろうか?
許されるならば手渡しをする都度、お客様へその理由をヒアリングをし、それぞれの状況に応じた対応策があることをお伝えすることで、考えや対処方法が変わるのかを確認したい。。
もしくは、「Amazon は置き配を推奨してまして」と布教活動をしていく、、、そんなことも頭をよぎりますが、もちろんそんなことをしている時間もなければ、クレームをもらう可能性もあるのでやれないのですが。。。不在で持ち戻りをするたびにこんなことを考えながら配達しています。
この記事では、そんな「アンチ置き配」な方を「置き配信者」に変えられるような内容をお伝えできればと思います。
盗難や雨濡れによる商品の紛失、破損が困る?
置き配をしたくない「置き配不可」にされている方は、盗難されたらどうするんだ、置いてて雨に濡れたら困るだろう、と多くの方が懸念を持たれているだと考えられます。
Amazon は、盗難や雨濡れによる商品の破損があった場合、同じ商品の再送、または返金にて対応、という保証をしてくれる
これ、どれくらいの利用者に理解されているのでしょう、、?
置き配による盗難率について、明確な情報は見つかりませんでしたが、こういった保証をしてもなお、対面配送ではなく置き配を推奨する(配達コストを下げる)ほうがよい、というのが Amazon の考え方なのだと推察すれば、保証の発生率はそれほど高いわけではないんだと推測されます。
まずはこの事実を踏まえた上で、それでも「置き配不可」でしょうか?
とはいえ、破損や盗難があったら使いたい商品がすぐに使えなかったり、再配達してもらうまでに時間を要してしまうという点では、利用者側にもデメリットはあるでしょう。
あれ、、不在の再配達は待てるのに、保証の再配達は待てないの、、?
発生率でいえば、不在によって再配達になるほうが数倍高いと思うのです。。
個人情報の漏洩が気になる?
荷物には住所と名前が書いてあります。表札を出していないお宅も増えた最近では、名前すら周囲に知られたくないという方もいるのかなと思います。
置き配においては、名前のラベルは外から極力見えないような形で置いていきます。「箱が横倒しで置いてあった、意味わからん」というネットへの書き込みをしている方もいますが、これは箱の上部にラベルが貼ってある場合にこれを隠すための対応です。ご理解ください。。
大手宅配のラベルには、ここへさらに電話番号や荷物の情報まで書かれていると思います。ここまで情報が書かれていると、内容の悪用だったりと気になる部分が増えるかもしれませんが、Amazon の荷物にはこれらの情報は書かれていません。
それでも盗難や破損は困る、名前は晒したくない、という方は、「宅配ボックス」を準備しそこに運んでもらうことで対処できるのではないでしょうか?
宅配ボックスにはいろいろなメリットがある
「置き配」=「玄関前」ということで敬遠している方も多いかと思いますが、「宅配ボックス」は置き配に対していろいろな懸念をお持ちの利用者様に有効かと思います。
盗難リスクへの効果
飲料ケースや梱包箱に入らない大きなの商品など、商品パッケージ(外箱)そのままで運ばれる荷物を除いて、Amazon の荷物は配達員ですら、その中身の商品がなんなのかはわかりません。もちろん盗難する側も、中身が金目のものなのか、自分が欲しいものなのかもわからないはずです。
ではなぜ盗まれるのか?(盗もうとするのか?)
人通りが少なく他の人の目が少ない、かつ荷物が手に届きやすいところに「見える(盗みやすい)状態」にあるから行動に移す、愉快犯的なものが多いと思われます。そういう意味で玄関置きというのはリスクが高いというのは事実としてあるでしょう。
では、わざわざ宅配ボックスを開けてまで(中に対象物があるかどうかもわからないのに)盗もうとする、盗む側もそこまでリスクまでは負わないのがほとんどだと推測されます。宅配ボックスごと盗まれた、なんてニュースもありますが、どれだけ一握りの情報なのか、、、
集合住宅の宅配ボックスは別ですが、個人宅の宅配ボックスは鍵をかけたりそれごと持っていかれるかどうかを考えるよりも、そこに荷物があるかどうか見えない状態にするだけで十分効果があると思っています。
雨濡れリスクへの対応
配達員は、雨の日の宅配がとてもストレスです。自分が濡れるのが困るよりも、荷物が雨濡れしてしまうことに対処をするのにものすごく時間と手間がかかるのです。置き配の荷物はビニール袋に入れて置いたり、置き配指定であっても呼鈴を押して直接手渡しをしたりしています。
また、季節によってはゲリラ豪雨により、置き配した地点ではまったく降る気配すらなかったのに突然の大雨が発生する場合もあります。天候に関わらず、荷物はできるだけ玄関前の屋根のある場所には置いていますが、暴風を伴って屋根の意味をなさないくらいの嵐になることも今年の夏はありました。(もし被害を受けた方がいたら非常に申し訳ない、、、)
置き配に設定してたけど雨が降ってきた、、荷物が濡れないか心配、、早く帰らなきゃ、、、でも宅配ボックスを準備しそこへの配達指定をしておけば、そんな予期しない悪天候に対しても荷物を心配する必要がなくなります。
そしてこれは配達員にとっても、ビニール袋に入れたり毎度対面でお渡しする時間を要することがなくなるため、負担軽減にもなり非常に助かります。
荷物を直置きされる懸念
箱や袋に入っていても「地面に直置き」されることがイヤだという方もおられます。「中身が食べ物なのに」「高価なものなのに」と言われても、繰り返しになりますが配達員は荷物がなんなのかを知る方法はありません。
こういう場合でも、宅配ボックスを配達先にすることで懸念がなくなるのではないでしょうか?
そして何より再配達の軽減
ひとりでも多くの「置き配不可」設定が「宅配ボックス」にしていただくことで、利用者様側としても、いつ荷物が来るかと気にして待っている必要がなくなります。届いてすぐ使いたいという方もいると思いますが、荷物が届けば数分後にメールで通知もされています。
なにより、配達員目線からすると、再配達含め対応する時間が大幅に軽減されます。
宅配ボックスを設置しよう、と思っていただいた方へ
ここから先は長くなりそうなので、別の記事でまとめました。
ひとりでも多くの利用者様が、「置き配不可」から「宅配ボックス」指定に変更することに「協力」いただくことで、利用者様も「再配達」や「盗難・破損」のリスクが減れば嬉しいと思います。配達員にかかる時間負担の軽減しにもなり Win-Win かと思いますので、ぜひご検討ください!
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