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[Amazon]配達指示は選択肢だけではない

最近は、玄関前に配達員への「意思表示」をしていただいているケースが多くなりました。

手書きで「いつもありがとうございます」なんて書かれてると、とても嬉しくなるのですが、たまに「ガスメーターボックスに入れて」なんて書いてあるメモをみると「それってガスメーターボックスに荷物があるって教えてしまってるのでは、、、」と少々、盗難対策の面で気になることもあります。。

不特定多数の方に公開をせずとも、「配達員だけに」情報を伝えることができる方法があることをご存知でしょうか?

上記のリンクの画面にあるご自身の住所の「配送指示(置き配含む)」のリンクをクリックすると、玄関や宅配ボックスの選択肢が出てきますが、その下の枠外のところに「さらに配送指示を追加する」というリンクがあります。これが気付きづらいのですが。。。以下の赤線の部分です。

枠外にあったら気にしないですよね。。。

選択肢以外で配達方法を伝えられる手段

配達方法の指示は、選択式でかつ 1つしか選択できず、かつ Amazon は利用者様から配達員へ電話などでの連絡手段がありません。置き配に物申すネット上の書き込みもよくみかけますが、利用者側の思いが配達員に伝えられないのもストレスに感じるひとつの要因かもしれません。

このメモ(配達指示)欄は、選択肢だけでは伝えきれない利用者様の思いを、配達員に直接伝えられるツールです。たとえば、過去に思い通りの配送をされなかった場合はここにメモを書いていただけると非常に助かります。

  • 玄関の右側に置いてある箱に入れてください。入らない場合は箱の上に置き配で構いません。

  • ガスメーターボックスは玄関左側です。右側は隣のお宅のものですので間違えないように注意ください。

  • 宅配ボックスに入らない場合は、置き配で結構です。

  • 玄関横の車庫の奥にある物置の上に置いてください。

また、このメモについては置き配の指示だけでなく、利用者様側からの詳しい配達場所までの情報などもあると、スムーズかつ利用者様側の想いに極力近い形で配送ができるかと思います。

配達先が見つからず過去に配達員から電話があった方、似たような名前のアパートが並んでいて過去に間違った配送をされた方、住人でも迷子になってしまうような大型マンションに住まれている方、そんなケースにおけるメモは配達員にとって非常に参考になります。

  • エントランスとエレベータが複数あり。東側エントランスから入って右手に進んだ◯◯エレベータを使用ください。

  • 近隣に同性のお宅あり、過去に間違えて置かれたことがありますのでご注意ください。玄関横に◯◯の置き物がある家です。

  • 新築です。路地を入って右側 3件目、◯色のポストと表札ありますのでご確認ください。

友達や親戚を初めて自分の家にお招きするときに、どう説明すれば迷わずに来てもらえるだろうか、という気持ちで書いてもらえると嬉しいです。

配達員にも、次に同じお宅へ運ぶ配達員が同じ苦労をせずスムーズに対応できるように、対応で困ったことや直接お客様から伺った情報などはアプリにメモができるのですが、配達を完了してしまうと書き込めなくなります。

配達前は書くつもりでいたのに、対応を急いでいてメモを書き込む前に誤って配達完了にしてしまったり、悪天候や大荷物でメモを書いている場合ではないなど、毎回必ず書けるわけではありません。

また、配達員はいつも同じコースで同じお宅に運んでいるわけではないので、同じお宅に伺うケースというのも頻繁にあるわけではありません。一度書きそこねてしまうと、次に書ける機会がしばらくない場合がほとんどで、また次の配達員が同じ苦労やミスをしてしまう可能性があります。

利用者様のほうが配達場所周辺についてはだんぜん詳しいはずなので、こういった情報の記載にご協力いただけると非常に有り難いです。

別の記事で書きましたが、ポストに入るものはポストに入れるのが基本ルールとしてあるので、これに関することは記載の必要はありません。ただ、ポストが小さいとか過去に商品破損があったという事情で、無理にポストへ入れないで宅配ボックスにしてほしい、などのことがあればその点を書いておけば、配達員の目には止まります。

また、アパートやマンション共有の宅配ボックスがなくて玄関横に個人で準備いただいているものがある場合も、このメモに記載されていると助かります。宅配ボックス指定のみだと、エントランス周りに宅配ボックスがあると思って一生懸命捜索したりしていますので、、、

ただし、優先されるのは「選択肢」

すでにメモをご活用されている方で「不在であれば置き配で」と書かれているケースがあります。また、玄関前に同様のステッカーがあるお宅も増えてきました。

在宅確認をして、在宅の場合は対面渡しをしてほしい、という意図かもしれませんが、これを思った通りに活用するためには選択肢でなにが指定されているかが大事になってきます。

配達員は「置き配(玄関など)」が指定されている場合、在宅確認を行うことはありません。たとえば明かりがついていたり窓が開いているなど、在宅していると明らかにわかっている状態であっても、指定通り置き配対応をしています。あくまでもメモは補助であって、選択肢の指示が優先です。

逆に、「置き配不可」の設定をしている状況で「万が一不在だった場合は玄関に置き配で構いません」という代替方法を書いていただいている場合は、まず呼鈴を押して手渡しを試み、不在なら指示通り置き配対応ができるので、このメモは非常に助かります。

メモに「宅配ボックスへ」と書いてあって配達先が「玄関」が指定されているような場合も同じです。配達員は「???」となりますが、基本は玄関前に置いてます。宅配ボックスに入っていた場合は、配達員が「気を利かせて」くれたものと思ってください。どっちに置かれても文句を言ってはいけません。(これもネットの書き込みをみてよく思うこと、、、)

クレームを書く場所ではない

過去の誤配や未配、商品ダメージの経験をもとに再発防止の注意を促していただくのはよいのですが、高圧的なメモであったり、配達ルールにないような要求は控えてもらえると助かります。。。

  • 直接渡し必須!宅配ボックス使用禁止!不在の場合は持ち帰って再配達!

  • ポストに入る荷物でもポストNG!守らない場合はサポートにクレームを入れます。

  • 到着する前に電話連絡お願いします。

  • 玄関前に置いたら呼鈴を鳴らしてください。

配達ルールとして定められているもの「以上」のサービスをしてほしい、というのであれば、Amazon の利用は避けていただくしかないかと思っています。

過剰サービスの要求は、配達員の対応時間をひっ迫し、本来やるべき正常な対応ができなくなります。ひとりのわがままで、同時に配っているご近所さん 100件の配送に迷惑をかける行為だと思ってください。


配達員も人間ですので、ネットの書き込みと同じで、無理難題を押し付けてくる相手や、配達員を明らかに下に見たような利用者に対してはマイナスのイメージしか芽生えません。

しかも、匿名で対面しないネットと違って、場合によってはこれを書いている方と対面しなければならない、というのは非常にストレスですし、逆に書いているあなたもそういう目で配達員から見られています。心無い配達員がそれを世に晒してしまう可能性も無きにしもあらず、、内容は謹んでいただければと思います。


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