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障がい者雇用での業務の切り出し方とは?

障がい者雇用を進めるにあたって最も多く聞かれる課題の一つに「業務創出・切り出し」があります。

実際弊社にも「任せる仕事がない」「業務の創出方法がわからない」といったご相談が多く寄せられます。業務切り出しは、障がい者雇用のポジションを生み出すだけでなく、企業の生産性向上にも繋がる取り組みです。そこで今回は、採用活動や雇用後の定着、活躍に繋げるために、障がい者を雇用する際の業務切り出しの方法を、事例を交えてご紹介します。

業務をフラットに見つめる

障がい者雇用ではよく「その人にあった仕事」から先に考えてしまいがちです。実はこの考え方が業務切り出しでつまずいてしまう1つの障壁になってしまっています。まず考えるべきポイントは下記の3つです。

①外注コストの削減
外注している業務や派遣で担っている業務を内製化できないか
例)名刺・パンフレット印刷 / チラシ等のデザイン / 決算期のみの事務派遣

②社内の働き方改革や時間外労働代の削減
社内で過重労働気味になっている部門で効率化ができないか
例)膨大な請求や支払業務 / 電子帳簿のファイル保存 / 顧客情報の管理

③業務効率化
会社の利益につながる業務であるが、マンパワー不足で手を付けられていない業務がないか
例)HP等ウェブサイトの定期的な更新 / SNS広報 / DM送付

業務をタスク化する

業務をピックアップしたら、さらにタスクに細分化します。
例)DM送付
①送付リストを作成する
②送付状、チラシ、封筒等書類を準備する
③郵送料が確定したら経理に報告する
④封入作業
⑤梱包、発送
⑥送付内容・リストを営業部に回す

ここでは簡単に細分化しましたが、細かく分けるほど障がい者の方それぞれに任せやすい業務を見つけやすくなります。

優先度や作業時間、作業レベルを比較する

業務の切り出しを進めていくと、どの業務を誰に任せるべきかが悩むポイントになってきます。障がい者それぞれの特性にあった仕事を切り出すためには、業務の優先度や作業時間、レベルなど細かい条件で比較していくのがおすすめです。
業務を細かい条件で比較することで「単調作業が得意な障がい者」「スピードよりもミスなく進めることが得意な障がい者」「コミュニケーションが苦手な障がい者」などと特性に合わせた業務を提供しやすくなります。

業務の切り出しと同時に進めたい準備

業務の切り出しと同時並行で進めておきたい2つの準備があります。
①マニュアルの作成
業務の洗い出しやタスク化を進める際、同時に進めるとスムーズに受け入れにつなげることができます。
②指導者、管理者の選定
担当指導者を決めていなかったり、複数人で対応してしまったりすると障がい者の方にとってストレスの原因や業務を混乱させてしまうことにつながる可能性があります。事前に1~2人決めておき、場合によっては障がいについて学習の時間を設けても良いでしょう。

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終わり

今回は障がい者雇用での業務切り出しについて説明させていただきました。
コメントやスキリアクションしてくださると中の人がとても喜びます。

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