黄道十二星座のすごい木彫り
先日、デンデラ神殿の星図の話を出したが、そういえば、私もすごい星座美術見たことあるんだったわー、と思って引っ張り出してきた。
2023年の全国プラネタリウム大会に行った際、開催地倉敷の美観地区のとあるお店の中にあるギャラリーに、すごい十二星座の木彫りがあって、感動して見とれて、ずいぶん長いこと居座っていた。
縦横2mくらい?の大きなもので、黄道十二星座が、見慣れたギリシア神話風の絵ではなく、アラビア風?というか、なにかオリエンタルなデザインで円形に彫られていて、やぎ座なんか、何の生物なのか判別不可能っていうくらい、不思議な姿に描かれていた。
周囲の植物のような文様もとても細やかで美しかった。
お店の人に聞いたところでは、美術好きのオーナーがどこぞで買い求めてきたもので、無題、作者不詳、年代不詳の代物らしい。
でも、本当にすごくて、私もこんなのどこかで出会ったら、可能なら買い求めてしまうかも~、と思わされるものがあった。
そして、残念だなあ、と思ったのは、この時、これに興味を持つであろう人が、全国からどれだけこの倉敷に集まっているのか、そして、そのうちの何人がこれを見たのだろうか、ということ。
その時、ギャラリーとしては、地元出身の有名な日本画家の作品を展示していることしか公表していなくて、このようなものがあるなんて、誰も思いもしない。たまたま入った人だけが気が付く宝物。良い出会いであった。
なお、たくさん見させてもらったお礼の代わりに、アクセサリーをひとつ買ったのだけど、それは、3か月後、ブラック企業と言わざるを得ない会社に行っていた頃、壊れた。身代わりかと思っている。
ひっそり素敵な彫刻を置いていて、身守りの力もある??アクセサリーも買えるお店、行く価値あり、ですよ。
※なお、写真は店員さんに許可をいただいた上で撮影しています。
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