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社会人の一週間が終わる

今週の月曜に入社してから5日間研修を受けて、今日初めての休日だ。 気分転換に渋谷観光へ行ったがたいへんゴミゴミしていて最悪な気持ちになってしまった。都会は合わない。渋谷は“すべて”を存在させようとしているような街だった。最新の音楽、娯楽、財もサービスも、いろんな国の人々も。そんなわけないんだけど、今日渋谷でこの世のすべての人に会ったという感じがした。情報が多すぎて居るだけで頭が疲れた。慣れればそんなことないんだろうか。 社会人になって、娯楽の尊さをより強く感じるようになった。

    • 社会人生活2日目

      今日から会社の用意した初期研修が始まった。一日目の今日は座学で、就業規程や心構えについて話を聞いた。9時から17時まで、一時間の休憩を挟みつつひたすら話を聞いた。一歩も動いていないのに疲れた。ただ今のところなんの責任も生じていないので気が楽ではある。高校生の気分だった。いやはやあの頃は一日中の座学も毎日特に音も上げずこなせていたなんて。大学生のたるみ切った生活からの急な生活習慣の改善に身体がついていき切っていないが、まだ何と火曜、週の半分も終わっていない。この間まであんなに短

      • 入社式

        4月1日、入社式は毎年エイプリルフールに行われることになっています。今日私と御社との間に交わされた誓約や辞令などのすべても嘘であって、また今日までと同じ怠惰ながらも幸福な日々が続けばいいと思うんですけれども。明日から私はきっと真面目に出勤するのです。今日がこの先40年の社会人人生の第一日目です。タチの悪い嘘ならできるだけ早めにそうとバラして欲しいものです。 入社式へ向かう電車の中で、スーツの似合っていない私みたいな若者を多く見ました。そしてそれと同じくらいの数、ずいぶんとス

        • ゆかいな議事録炎上について

          ゆかいな議事録について辛い気持ちになっているからなんとなく言葉にしてみるぞ。 まず私は彼らの漫才を記事の炎上で知って、差別漫才と批判されているものを見にいくぞという先入観を持った状態で見に行った。その結果あまり面白くないとまず思った。予選も通ってなかったし、先入観なしにしても少なくとも爆笑してお気に入りになるような漫才ではなかったと思う。 そしてそれを抜きにして私は、こういう、「中国の人間はモノをパクります」とか「中国の首相は情報統制をしています」とかいった意味の発話が含

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          煙の人生

          そうそう人に言うことではないが、私は煙草を吸っている。一日に一、二本程度である。週に一日くらいは吸わない日もあるので、平均して一日一本くらいだ。大してよく吸うというわけでもないが、部活や学校などその日のタスクが終わって家で寛ごうという時に、一本吸ったりする。 話は変わるが、私には折に触れて思い出す言葉があり、それは「人生は一度きり」である。当たり前で使い古されていて何の趣もない、陳腐な言葉に思われるだろうか。でもこれは私にとって重要な事実だ。人生はこの一度きりしかなく、私は

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          こたつの1K

          今晩は映画を見ようと言っていたのに、もう22時を回っていた。携帯の画面の中に時間が全て吸い込まれてしまったのだ。机の上には2人分の、空いた食器が残っている。どちらかが洗うこともなく、およそ2時間くらいが経ったんだろうか。机上から目を逸らして彼を見る。こたつに半身を突っ込み、うつ伏せになって首を無理に曲げ、同じように携帯を見つめていた。私には彼が何を見ているのか、はたまた何かゲームをしているのか、検討もつかない。別に彼が何を考えていてもよくて、それよりも時期外れのこたつ布団をい

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          七尾旅人とこじらせた思春期

          今日は七尾旅人さんのサーカスという曲を初めて聴いてみた。というのも私は今年、一日に三曲新しい音楽を聴くという日課を設定し、今日の分として聴いた音楽の中にサーカスがあった。 始め、あぁ聴いたことある系ね、と思った。近年流行っているシティポップの潮流に乗ったいちアーティストか、と。これは私の悪い癖である。良くも悪くも癖が強い曲しか聴く気が起きなかった。少しでも量産型の香りを感じるとすぐ馬鹿にして、量産型のラベルを貼り付け興味をなくす。とにかく奇抜で唯一無二みたいなものこそよいのだ

          七尾旅人とこじらせた思春期

          イルミネーションについて

          やむを得ず一日に2本記事を書く。イルミネーションを見たら書かなくてはいけないことが浮かんだので。 イルミネーションを見るのは、今季2回目だ。一回の冬につき最多記録かもしれない。イルミネーションにはたくさんの見物客がもれなくつく。私もその中の一人だった。イルミネーションはなぜか冬にしかやらない。別に夏にやってもいいのに。でも夏のイルミネーションを思い浮かべてみると、いやなんか違うな、と、冬のイルミネーションの方がなんか素敵かもな、と思うので不思議だ。これは先入観が大いに働いた結

          イルミネーションについて

          ヘルシンキラムダクラブ

          ヘルシンキラムダクラブ。昨日初めて聴いたバンドの名前。本当は英字綴りなんだけれど、スペルに自信がないのでここではカタカナ表記にした。たくさん気持ち悪い音を出して、すごく気持ちいい音楽を作っているバンドだった。Tempalayみたいな。ミツビシマキアートとIKEAが特に気に入ったのでぜひ聞いてみてくれ。 そういえばこうやって新しく好きになれそうなバンドに出会うのは久々のような気がする。出会っても悉く忘れていたのかもしれないけど、まあ忘れてしまうくらいのはノーカウントでいいだろう

          ヘルシンキラムダクラブ

          水泳と作文

          インターネットに長い文章を投稿するのは、なんだか緊張する。Twitterでは140字以内の文章が投稿できるけれど、私はほとんどその最大文字数に程遠く到達しない程度の短文しか投稿しない。だから今日のこの記事ほどの長文をネットに流すのは本当に久しぶりのことだ。緊張しながら文章を綴っている。読点をタイプして、次の読点に到達するまで、どうやって文を繋ごうか。クロールみたく作文していく。私は小学生の時も中学生の時も、水泳が苦手だった。クロール、ただ泳ぐだけなら誰よりうまくできていたのだ

          水泳と作文