見出し画像

11月23日東海道・上越新幹線運転見合わせ総括

はじめに

 11月23日(土曜・祝日)は東海道新幹線及び上越新幹線が午前中に相次いで運転を見合わせ、連休初日の旅程が大きく狂わされた利用者が多く発生した。当日の新幹線運転状況と影響を追ってみる。

上越新幹線運転見合わせ概要

 4時40分頃上越新幹線熊谷~本庄早稲田間で、軌道整備終了後の安全確認を車両にて行っていたところ、故障により立ち往生した。これにより上越・北陸新幹線では始発列車より運転を見合わせた。大宮より別の確認車を出し、故障車と連結したうえ6時10分すぎに熊谷保守基地に収容した。確認車が大宮から東北新幹線並走区間を抜けるまで、大宮~小山間でも運転を見合わせたため7時5分に全面運転再開後も、東北・山形・秋田新幹線系統でも遅れが発生した。なお、ダイヤ平復は15時頃であった。

JR東日本・西日本管内影響

 ①運休列車、特急料金払い戻し(遅延120分以上)対象列車:なし
 ②10分以上遅延列車:
  ・とき305号新潟着最大+38分遅れ、他㊦10本㊤9本
  ・たにがわ400号東京着最大+45分遅れ、他㊦1本㊤6本
  ・かがやき500号東京着最大+22分遅れ、他㊦0本㊤4本
  ・はくたか552号東京着最大+20分遅れ、他㊦0本㊤2本
  ・あさま600号東京着最大+57分遅れ、他㊦7本㊤7本
  ・はやぶさ102号東京着最大+22分遅れ、他㊦4本㊤8本
  ・やまびこ172号東京着最大+23分遅れ、他㊦8本㊤12本
  ・なすの268号東京着最大+19分遅れ、他㊦2本㊤1本
  ・つばさ135号山形着最大+29分遅れ、他4㊦本㊤5本
  ・こまち21号秋田着最大+25分遅れ、他㊦3本㊤4本
 ③影響人員:4,900名(実際にはもっと多いはず)

東海道新幹線運転見合わせ概要

 8時6分頃京都~米原間走行中の東京行きのぞみ210号は、車両の異常を知らせる信号が表示されたため運転を見合わせた。復旧の見込みがないため京都駅まで退行運転することとし、9時10分12番線に戻り運転を打ち切った。9時20分頃に新大阪~東京間で運転を再開したが、遅れは山陽新幹線にまで及び終日ダイヤが乱れた。

JR東海・西日本管内影響

 ①運休列車:のぞみ210・372・380・388・392・396・404・410・418号   
 ②特急料金払い戻し(遅延120分以上)対象列車:30本
  のぞみ346号東京着+147分、のぞみ120号東京着+146分を最高に、他 
  のぞみ23本、ひかり4本、こだま1本
 ③10分以上遅延列車:
  ・のぞみ330号東京着最大+118分遅れ、他㊦120本㊤78本
  ・ひかり648・650号東京着最大+114分遅れ、他㊦24本㊤17本
  ・こだま712号東京着最大+94分遅れ、他㊦29本㊤21本
  ・みずほ604号新大阪着最大+93分遅れ、他㊦1本㊤4本
  ・さくら574号新大阪着最大+103分遅れ、他㊦8本㊤7本
  ・つばめ331号熊本着最大+12分遅れ、他㊦0本㊤0本
 ④影響人員:27万人(マスコミ発表は17時現在24万人)


いいなと思ったら応援しよう!

アルファ模型
ありがとうございます。 今後も鉄道情報をこまめに収集し、皆様の参考になる記事をご提供させていただきます。