私はズルくて、悪くて、弱い
私は、ズルい人間です。
向き合いたくない過去のことは、書きません。棚に閉まってあることは知ってるけど、少なくとも今は開けたいという気持ちにならない。書けることだけを書いています。ああ、ズルい。
私は、悪い人間です。
タバコのポイ捨てをしている人を見かけたら、「今夜、悪夢にうなされて汗びっしょりになりますように」「タンスの角に足の小指をぶつけますように」「命に関わらない程度の災難が降り注ぎますように」と念じています。ああ、悪い。
私は、弱い人間です。
3年ぶりに夫が帰宅した日のこと。大きなトランクケースを持った彼が玄関の扉を開けたあの瞬間、私の3年は終わりました。ゴールテープを切った、と思いました。夕食を作りながら、思わずぐっと胸にこみ上げるものがありました。それは、再会の喜びではありません。(ごめんなさいね)3年間、一人で走りきったという自分への労いです。自分で決めたこととは言えよくやった!とんでもないことだったな、そんな様々な思いです。あそこで泣けたら、かわいい奥さんに少し近づけたかもしれません。でも、泣けなかった。もっと言うと、泣きたかったけど、歯を食いしばって耐えてしまった。ああ、泣く姿を見せられない自分の弱さよ。
弱いところ、かっこ悪いところ、できないこと、苦手なもの、いっぱいあります。いっぱ〜いあります。それを書き残しておきたいと思いました。これまでのnoteだけだとちょっとずれた印象を与えてしまっているかもと急に心配になったのです。私はズルくて、悪くて、弱い人間です。それはこれからもきっと無くならない。天使と悪魔のように、共存しながら私を構成するはずです。大きな声では言わないけれど、私にも黒いものがあります。
はりきってコーヒーを飲ませていただきます!