人の役に立ち感謝される仕事

あなたの仕事は誰かの役に立っているだろうか

日々感謝されたり、お礼を言われることはあるだろうか

私は自分の仕事に疑問を感じる時がある

見返りを求めるな、とはよく言われることだ

別に何か欲しいわけじゃない

ただ、役に立っているという実感がないのだ


「仕事は感謝されるためにやるものじゃない」

「小難しいこと考えなくても会社に行くだけで給料はもらえる」

「見返りを求めるなんてナンセンス」

そんな声もあるだろう

しかし自分はそんな意見に納得できない

仕事に意味を感じたい

人から感謝されない仕事は本当に虚しくなる


単なるサラリーマンのくせに余計な事を考えるな

会社に雇ってもらっているんだろう？

普通は働かせていただいてありがとうございます、だろうが

逆に感謝して働け

サラリーマンはバカだから経営者の奴隷になっているんだよ

何も考えなくて楽なんだから給料も低いのは当たり前

言われた事を言われた通りにやっていればいいんだ

そんな事を考えているからバカなんだ

誰かに相談したところで、きっとこんな感じで否定され、笑われるのがオチだ


いい歳して仕事に意味を見出そうなんて、確かに子どもじみた幼稚な考えかもしれない

世の中の人は皆どんなモチベーションで働いているのだろう

お金が欲しい、地位や権力が欲しい、やりがいがある、単純に楽しい

理由は千差万別、人それぞれだと思う


こんなことで悩むなんて贅沢だろうか

こんな悩みそのものがくだらなくて意味がないのかもしれない

実際はほとんどの人が生活のため、生きていくために仕方なく働いているだけなのだから

つまらなくても、楽しくなくても関係ない

仕事なんて深く考えるものじゃない

給料が貰えれば満足

一日働くと帰宅時はヘトヘトになる

毎日疲れて何も考えられない

考える気力がないし、明日もあるから早く寝たい

一週間が終わる金曜日の夜は解放的な気分だ

さあ明日からの週末は何をしよう

気分はワクワクだ

しかし結局大した事もせず、日曜日の夜は憂鬱になる

一体あと何年こんな事を続けるのだろう


人の役に立っていないことをすることに意味を感じない

人のために何かをしたい、誰かの役に立ちたい

そう思う事は人間としてごく自然のことではないだろうか

特に年齢を重ねる程にそういう思いが強くなってきた


感謝されたいのなら、ボランティアをすればいい

確かにそれもいい

誰かの役に立ち、感謝される実感がありそうだ

だが、毎日の自分の仕事については特に影響がないような気がする

ボランティアで感謝されても、会社には毎日出勤しなければならないから根本的な解決にはならない


これは私の人生の課題だ

人生の晩年で後悔しないために、人の役に立っていることが実感できる仕事を考えてみたい