4/26

ideapad duetを購入する。

人はなぜ5万円以下のデジタルガジェットを購入したくなるのか。3万円以下となればなおさらのことだ。

人はなぜ安いけどさほど必要のないガジェットを買っては、
「ネットと動画見るだけならこれで十分」などと言いたがるのか。
お前の部屋には「これで十分な」ガジェットが一体いくつ眠っているのか。

買ってしまった。レノボが得意な9千円くらい割引になるクーポンがついていたから、それで3万円の壁を割ってしまい、買ってしまった。

4/27

先に4/29-30の日記を書いてしまったので何をしていたのか忘れてしまった。

なのでアニメ、スーパーカブについて書く。

アニメ版スーパーカブは3話まで見たけれど、今の所両親が不在な理由については描かれていない。漫画版1話を読むと、父親と死別し母親が失踪し、親戚にも引き取り手がいないことがわかるのだが、小熊の置かれた状況はかなり深刻である。奨学金申請した時点で学校がこの状況を感知しているのだから、現実なら行政が介入して何らかのフォローがなされるべき境遇だろう。

アニメ1話を見るとミニマリスト的な静謐で質素な生活を送る小熊を描く中で唐突に3人殺したスーパーカブという不穏なアイテムが挿入されて、ぎょっとする。最初これはナンセンスな表現なんだろうかと思ったのだが、背後にある境遇を知るに、小熊が現実の薄皮一枚の上を歩いている事を暗示するような象徴的な道具なのだと理解できる。3人殺した事故車と知ってなお、構いませんという小熊の態度もこの境遇があるが故なのだ。

スーパーカブを手にしてからの小熊の生活は少しずつ変わっていく。カブに乗っていると知ったクラスメイトの礼子と近づき、彼女が持つのバイクコネクションからキャリアに積む箱や前カゴを無償で手に入れることができる。バイクを通じた労働から賃金を得てさらに道具を買い、自己効用感を得ていく。そしてカブに乗ればここから遠くに行けるという希望を手にしている。

これはたった一人、孤独で危うく生きている環境からスーパーカブを手にした事でバイク趣味を通じて人との縁を結び、社会とつながり、そこから人生の余剰を手にしていく話なのだ。

バイクという道具が、生活に密着した足でもあり、時に人を殺してしまう凶器でもあり、人と人とを繋ぐ趣味コミュニティへと誘うアイテムとしても描かれる。本作のタイトルが「スーパーカブ」というのはなるほどまったく過不足のない題名だなと思う。

4/28
ideapad duetが届く。

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買って良かったところ

・でかい画面でkindleが読める
・キーボードがあるから文章が打てる

バカみたいなことを書いているが、5万円以下の格安ノートPCを探すなら、割り切って2in1クロームブックにしてしまった方がいい。別売りキーボードを買わされたりしないで2万9千円はやっぱり安いと思う。

ウマ娘をやるわけでもないのでKindleを読んだり、ブログを書いたりするには機能的になんの問題もない。というかネットブックが流行った頃からこんなことをずっと言い続けている気がする。ただ昔と違うのはAndroidアプリがノートPCライクなこの端末上で動くという所で、スマホでできることが格安2in1ノートPCでできるから便利というのはちょっと捻れている感じもする。

とはいえAudibleはダウンロードしてから一向に起動しないので、これは残念だった。

買ってイマイチと思ったところ

・思ってたより重い。
・Wi-fiの有無でできることが大きく左右される。

オフラインでも端末に電子書籍をダウンロードすればKindle端末として使えるけど、やっぱりセルラーモデルやSIMが挿せたら良かったなと思う。それがあるのはipadかノートPC、chromebookもあるけど5万円の壁を越えて10万円台に突入してしまうのでそれだと別カテゴリという感じがする。

重量についてだが思っていたより重いものの、400ページA5版の書籍よりは軽いので問題ないだろう。場合によっては両方持ち歩くこともあるんだけど・・・。

今の所買って大満足という感じではないものの、ちょうどiphoneで読みづらいレイアウトの本を読んでいるので役に立っている。デスクトップMacの無線キーボードのペアリングや電池を入れ替える手間が本当に面倒くさいので当面、文章を書くのはこの端末になりそうだ。

個人的な用途として、写真編集は今やipad proメインだがあれは新型の1TBとなると画像、動画編集機兼外部ストレージ兼ちょっとしたカラーマネジメントモニターの粋に達している。ただキーボードを別途購入してノートPCとして使うにはお金がかかりすぎるし、使い勝手が中途半端な端末になってしまう。用途に応じて併用するが、普段使いはもっぱらこちらがメインとなると思う。


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