
次を担う管理職・リーダーの本当の選び方?!
ある役職・立場に就いているなら、遅かれ早かれ自分の右腕左腕的存在であったり、次を任せたい存在として、いち早く目をつけ、色々な仕事を任せたり技術を伝授するなどして育て始めるものです。
こんにちは! ALTURAの鯨岡エーイチです。
毎月、組織マネジメントセミナーを開催しながら、こちらではその解説記事を執筆しております。
現代に求められるリーダーシップって?
と言った時に、特に昨今、成果を出すために、新しい価値を生み出す力や変化に柔軟に適応する力が必要となり、誰もがリーダーシップを発揮できる組織を作る「チーム型リーダー」が求められるようになった、なんて言われてます。
確かに仕事は仲良くいい関係で進められたら良いかもしれない。しかし(表向きでは言わないでしょうが汗)単なる好き嫌いによって登用が決まってしまうのでは、チームとしての進歩はないかもしれません。
誰に仕事のパートナーになってもらうか、と考えた時に、真っ先に思い浮かぶのは、自分の言うことを黙って聞いてその通りにきちんと遂行してくれ、余計なことは言わない、という感じでしょうか笑
フォロワーシップの4つのタイプ
私が事あるごとに読み返す、アイラ・チャレフ著の「ザ・フォロワーシップ」という名著があるのですが、それによりますと、フォロワーシップにはその支援度・批判度によって4つのタイプがあります、と。

第一象限:パートナー
リーダーを積極的に支え、同時に、リーダーの言動や方針に対して、積極的に異議を唱えるフォロワー。使命を重視し、冒険的。これがリーダーの真のパートナーと呼べる。勇敢な特性を備えており、権力と対等な関係を築いて行く。
第二象限:実行者
職務をきっちり果たし、いちいち監視したり説明したりする必要がない。気が利くし、頼りにもなる。しかし、リーダーが道を踏み外しても警告を発することはないし、リーダーにはねつけられるとあっさり諦めてしまう。リーダーの見解を補強していく。
↑多くのリーダーが、フォロワーにはこうあって欲しい、と望むタイプ笑
第三象限:個人主義者
服従心がきわめて乏しく、リーダーや組織の他の人の行動や方針について、自分の意見をずけずけと言うタイプ。多くの人は無難に進めようとするため、揺さぶりをかける意味で必要な存在ではある。しかし、リーダーの指揮を支えようとする時、周囲と足並みを揃えようとしないので阻害される。孤立しがち
第四象限:従属者
給料に見合うだけの仕事はこなすが、それ以上の働きはしない。家庭や学業上など、正当な理由があることも少なくない。組織の一員であることを優先する覚悟ができるかどうか。特殊技能の持ち主でもある。
ここまで見て、いかがでしょうか?
あなたがフォロワー側だったら、どんなタイプ?
また、今一緒に働いている人は、どんなフォロワーシップを発揮するタイプでしょうか?

チームが勝つためには誰と組めばいい?
もちろん、チームですから、色々なタイプや持ち味が違うプレーヤーがいるから良いのです。しかし、もっとリーダー個人としてもチームとしても発展してくことを望むのであれば、批判ではないのですが、自分に対して、時に耳に痛いフィードバックであったり、少々面倒(と感じる)な提案をしてくるフォロワーの存在が実は必要。
でないと、人間というのはすぐに周りのことが盲点となり、独善的になったり、違う角度から物が見れなくなったりしてしまうものだからです。自分の言うことやることに全賛成で終始従順であれば、それ以上の発展は見込めなくなるでしょう。だからこそ、違う視点を持つメンバーが集う意義はここにあるのです。
さぁ、今いるメンバーを見渡してみて、いかがでしょうか?
もしかすると、次を担うべき人材は、当初見込んでいた方ではなく、少々面倒とか適正・相性としては「?」と内心思っていた方が、実は自分との組み合わせの中で、特性を補完し合って、チーム内で思わぬキーマンになってく可能性があるかもしれませんよ!
その現場あるある、こちらの「資料3点セット」で解決するかも。↓