連鎖サーチ遊び
24時。
我が家では大体、この時間から約3時間。
午前3時頃までが僕一人のお楽しみの時間になります。笑
もちろんその時間帯に仕事をしなければならない日もありますが、そうじゃない日はその時間帯を僕自身のために使うことにしてるんですね。
本を読むのもよし。
録画した番組を見るのもよし。
NETFLIXやJ-comの番組を楽しむのもよし。
映画だってアニメだって音楽番組だってサッカーだってテニスだってなんだっていい。
僕は自由にこの時間をインプットと癒しの時間に使っているんです。
その中でもよくやってるのは、イヤフォンをしてYouTubeを楽しむことですかね。
YouTubeといっても、YouTuberの番組はほとんど観ません。
僕がYouTubeの使用目的の98%を占めるのが、楽曲の「連鎖サーチ遊び」なんですね。
この「楽曲連鎖サーチ遊び」とは一体何かと言うと。w
例えば、僕がとある曲を検索してその楽曲を楽しんでたとします。
YouTubeでは視聴している楽曲の右側に別の関連や連想される楽曲がリストアップされます。
その中から興味深い曲やあまり聴いたことのない曲を聴いてゆき、いい曲に出会ったらストックしてゆく、という遊びです。笑
その中で興味深い動画に出会うことがあります。
「ああ。ちょっと密かに出会ってよかったかも。」
そんな風に思える動画に出会った時は嬉しいものですし、その見聞は間違いなく僕のインプット・コンテンツとしてストックされるものになりますからね。
今日はそんな風に思った動画を紹介しようと思います。
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ドイツのクサヌス(クザーヌス?)・ギムナジウムの生徒たちによる合唱ライブ・コンサートの映像です。
ギムナジウム(Gymnasium)とは、ドイツおよびその近隣諸国の、伝統的な7 or 9年制の大学進学を前提とした中等教育機関で、日本でいうと、小学5年生から大学1年生くらいまで(10〜19歳)の子供たちが大学進学を前提とした教育を受ける一貫校ですね。
この合唱コンサートがどういうものなのかという情報はほとんどなくて、レベル的に観ても全国レベルの合唱技能を競うコンテストなどではないことはうかがえます。
でも、ギムナジウムならではの幅広い年齢層の生徒たちが登場してて、アレンジやパート分担がとっても洒落ててハート・ウォーミングで、観ているととても心らがやわらくなってくるコンサート映像なんですね。w
バックの演奏陣も結構な大人なので、もしかしたらこの学校の先生たちなのかも知れませんがレベルはとってもGoodで、その素敵なアレンジと演奏で生徒たちのパフォーマンスを支えてくれています。
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最初に紹介するのがポリスの『Every breath you take』と、その曲をサンプリングに使って大ヒットしたパフ・ダディの『 I’ll be missing you』を披露してくれてます。
Every breath you take / I’ll be missing you (Sting / P. Diddy :) - Oberstufenchor Cusanus Gymnasium
女性の歌声をメインに心地よい中高音域で構成された合唱ナンバーです。
P. Diddyバージョンのラップ部分を見事に披露している男の子はイブラヒムというイスラム系の生徒のようです。
Africa (Toto) - Oberstufenchor Cusanus Gymnasium
コンサートの最初に披露されるのはTOTOの『Africa』です。
男性の音域をメインにした中低音が心地よい合唱です。
バックの演奏陣も見事なパフォーマンスを見せてくれていますね。w
そしてこちらがマイケル・ジャクソンの名曲『Heal the World』。
Heal the World (Michael Jackson) - Oberstufenchor Cusanus Gymnasium
ハイティーンの女生徒がリード・ボーカルを取り、コーラスで参加しているステージ最前列の男女児童は多分、ギムナジウムの最年少生徒たち(日本では小学5年生)だと思われます。
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本当に、どうってことのない合唱コンクールの映像なんです。
特段優れた技能に出会うこともないし、感嘆するビューティに遭遇することもありません。(嘘です。ビューティの宝庫です。笑)
でもこのコンサートから伝わる独特のヴァイブスがとっても心地よくて、歌声やパフォーマンスの質以外にも、そういう魅力を作り出しているモノが僕の琴線を揺らしているのだろうと思うのです。
それが何かと考えたとき、やっぱりこのギムナジウムというコミュニティーが生み出す魅力なのではないかということです。
ギムナジウムというのは、日本から見たら特異なコミュニティーだと思います。
でもその世代的人種的多様さ自体がこの動画のインパクトに一役買っているのは明らかで、ローティーンからミドルティーン、そしてハイティーンという特別な10年間に、こうした多様な世界を共有する意義はとても大きいのかも知れないな、と感じるのですよね。
そういうことを感じながら感慨深くこの映像を見ていると、特に『Heal the World』などの合唱に少し胸が熱くなるのです。
こうしてみると、ドイツの人種や文化のグローバル化はとても成熟してるように見えます。
実際の社会ではどうなのかは知りませんが、移民が多く存在するヨーロッパは、こういう融合が自然なのかも知れないなと想像します。
特に究極の人種差別を背負いながら現代のヨーロッパの人種問題と向き合ってきたドイツでは、またそのニュアンスが違うのかも知れませんね。
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こうした映像と音楽に出会えるから「楽曲連鎖サーチ」はやめられませんのです。w
他にも紹介したい映像はたくさんありますが、それはまたおいおいということで。
皆さんも、自分のためのインプットと癒しの時間はちゃんと確保しましょうね。w
最後に、このコンサートのほぼ1時間のフルバージョンを通して観たい方はこちらで。笑
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そしてオリジナルもいくつか。w
The Police - Every Breath You Take
をPuff Daddy - I'll Be Missing You
Toto - Africa
Michael Jackson - Heal The World