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考えなくて良いことは、考えなくて良い

「考えなくて良いことは、考えなくて良いんだな」

そう思えるんです。
特に雨の日に。笑

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現在、ルノーのカングーという車を愛車としています。
2006年のカングー1の後期モデルで、いわゆるコカングーと呼ばれる人気モデルですね。

そして実は、現在のカングーは二代目カングー。
このカングーの前に、同じ2006年のコカングーでも、限定モデルのキャンパストップ&サンルーフ仕様のカングーを愛でていたんですね。笑

僕はこの「キャンパストップ」にとても弱い。w

というのも、元々はルノーのキャトルという車の大ファンで、免許を取った当時では既に中古市場でも状態の良いのがなかなか出回ってない状態でした。僕はこのキャトルのキャンパストップ仕様が欲しくて欲しくてしょうがなかったんですよね。

ルノー・キャトル・キャンパストップ

それでもあの頃はネットの中古車販売なんてなかったので、中古車販売雑誌を買いまくって物色したものです。笑
でもネットみたいなリアルタイム度は低く、気に入った車を見つけて連絡したら既に売約済みとかはザラにありました。笑

そうこうしてるタイミングで、ルノーからキャトルの後継モデルが発売されるという情報が!
とてもグッドなタイミングで登場したその車はルノーの初代トゥインゴ。
フロントの三つ並んだ通気口が可愛いあの車です。
1996年のことでした。

早速実物を見にヤナセ(当時はまだ日産と提携してませんでした)へ行ったら、ちょうどその店に欲しかったイエローで、300台限定というキャンパストップのうちの1台があったんです。
即決でした。笑
ルノーの新モデルの新車。
MTの左ハンドル。
そしてイエローに限定キャンパストップ。
何もかもが僕の理想を満たしてくれた車だったと思います。

初代トゥインゴ
キャンパストップ限定モデル
息子と娘とトゥインゴの3ショット

この車は本当にたくさん乗りました。
結婚前に京都で購入して、半年後に結婚。
その3年後には子供が生まれ、結婚前のドライブデートや旅行などから出産などを経て、人生の大きなエポック時には常にこの車が側にありましたね。

京都の街中はもちろん、関西圏のほとんどから中国地方や信州など、相当な距離を走りましたし、引越して茅ヶ崎に来てからも、ありとあらゆる場所へこのトゥインゴで行きましたから。
正確には覚えてませんが10年以上乗ったと思います。
子供たちが小さかった頃の家族の思い出のほとんどが、このトゥインゴと共にあったという感じですね。
もう大好きな車でしたよ。

しかし、今から思えばトラブルの多い車でした。
寒い京都の冬。
一乗寺の恵文社の前でバッテリーが飛んで動かなくなったこともありました。笑
茅ヶ崎に越してからも、数回「ボン!」と音がして一瞬でバッテリー液がなくなるとか、ひどいトラブルが盛り沢山でしたからね。笑
海の側の家に住んでましたから塩害が凄くて、行きつけの修理屋さんが、「フランス車は潮に弱いんだよねー。特に電気系が。」とおっしゃってたのをよく覚えています。
そして極め付けは雨漏りです。笑
最初の頃は全然大丈夫だったのですが、次第に雨漏りが始まり、手放す直前には、それはそれは滝のような雨漏りで、雨の日はとても走れるものではない状態だったんですね。笑
手放した最大の理由はそれでしたから。笑

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そして、子供たちの部活動や僕の少年野球の指導者としての活動もあり、ワンボックスに乗り換えようと思ったのですが、やっぱり愛したルノーの車が欲しいということで、2006年とか2007年頃だったと思いますが、当時人気だったのがまさに前述のカングー1でした。
でもその頃、勤めていた会社が倒産しフリーランスのデザイナーとして仕事を始め、住まいを京都から茅ヶ崎へ移し、都内で事務所を抱えてなんとか頑張ってた頃。
中古もまだ出回ってない新車のカングーはとても高くて手が出ませんでした。笑
なのでカングーは諦めて、中古のホンダモビリオを購入。
これも10年近く、
子供たちとの旅行やお出かけ、
部活やスポーツ団の移動、
オフィスの引越や我が家の引越、
そして子供の旅立ちのための引越など、ほんと大活躍の車でしたね。
でもそれも僕の不注意で事故でお亡くなりに。笑

R134水族館前にて w

そこで我が家で浮上したのが「あの頃乗れなかったカングー1に乗らないかキャンペーン」です。笑
色々見て回りましたがどれも状態が良くないので購入を躊躇したりもしてましたが、車高をローダウン仕様に改造されてはいましたが、なんとあの「キャンパストップ」に出会ったんですね。
試乗させてもらって、ローダウンのせいで本来のルノー車のゆらゆらしながらあくまでも真っ直ぐに走るあの感じは減少してましたが、まさにルノーというハンドル伝達感が蘇って嬉しくなったのを思い出します。
そしてそのカングーの購入を決意。
なんと10余年ぶりにルノー車にまた乗れることになったのと、
あの欲しかったカングーに乗れるということと、
しかも希少な限定キャンパストップモデルを手に入れたという喜びで、
上記のモビリオの事故なんて記憶からなくなるほどでした。笑

先代の納車直後の勇姿?笑
先代ルノーカングー1 キャンパストップ

この先代カングーはとにかくうい奴でした。笑
もう大好きでしょうがなかったですね。
これでまたあちこちに行きました。
猿のなんたらみたいに耽るように乗りまくりましたね。笑
でもやっぱり、案の定(笑)、トラブルも半端なくて。
ギヤボックスが砕けてバックしかできなくなったり、冷房が一切効かないとか、ライトが急に落ちたりとか、交差点の右折途中でオートマなのにエンストとかまあそれはそれは大変でした。笑
さらに、このキャンパストップも多分にもれず、えげつない雨漏りを起こしていたのですね。
それこそトゥインゴの時と同じ滝行のような雨漏りです。
雨の日は本当苦労したんですよね。
なので雨といえば雨漏り対策を心配しないといけない身体になってしまってました。笑

僕はとにかくこのキャンパストップカングーを愛していましたけれど、そういうことも盛りだくさんで家族には不評でした。笑
そして、雨漏りが酷いのと、いつ壊れるかわからないくらいのトラブル続きの状態や、高齢の祖父母を乗せて走るには過酷すぎる冷房事情もあり、3年で乗り換えを決意。
たまたま見に行った中古カングー専門店で、キャンパストップではないですが状態の良い同じカングー1に出会ったこともあり、昨年、この記事の最初に紹介したカングー1に買い替えたんですよね。
まあキャンパストップに関しては、買い替えの原因が原因だけに、最初から選択条件からは排除されていましたから(笑)それで良いんですけどね。w

とにかく、状態が新車と変わらないんじゃないかと思うくらいなんの問題もない素晴らしいカングーが我が家にやってきたというわけなんですよね。

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長々と我が家の車遍歴を語ってしまったのですが、別にそれが目的のコラムではないんです。実は。笑
何が言いたかったかと言いますと、今の愛車に乗るときにいつも思うのが、冒頭の「「考えなくて良いことは、考えなくて良いんだな」ということなんです。

長年の雨漏りからの仕打ち(途中のモビリオは雨漏りはありませんでしたが笑)に、雨+車というシチュエーションには必ずトラウマ的に、雨漏りしたらどうしよう、雨漏りでびちょびちょになった車内のシートや着ている服の替えはどうしようとか、いろんなことを考えたりすることが染み付いてしまっているわけなんです。
でも走り出してすぐに「あ、この車はそんな心配しなくて良いんだ」と思い出すんですね。
そのときに、人は時に起こりもしないことを想像してクヨクヨしたり狼狽したりすることがあるけれど、起こりもしないことは全く考えないでいいんだよな。と実感しているわけなんです。笑
そう。「考えなくて良いことは、考えなくて良い」んです。w
もし、考えなければいけない状況があったとしても、考えなくて良いような状況に持ってゆく努力や算段はとっても大事ですよね。
そういう状況で身の回りが埋め尽くされれば、それはきっと「幸せ」度の高い日常なんだと思いますから。w





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