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一度はやって欲しい放浪の旅

寅さんじゃないけど、放浪の旅は最高♡最初の目的地は決める、そこからはまさに流れに身をまかせる。人が成長するためにも一度はやっておいた方がいいと私は思っている。放浪の旅で身につくことといえば、柔軟性、人に感謝する思い、さまざまな土地の人たちの文化を知り、その文化をリスペクトする心が芽生える。旅を自分で作っていかなければならないので、クリエイティブな発想も身につく。嫌な思いをすることもあるし、時には失敗したり、大切なものを失くしたり、取られたりもするけれど、試練を乗り越える力が身につき、危険察知能力が高まり命の大切さがよくわかる。などなど。

成長云々よりも、決められた旅なんかよりも断然面白い。面白いって言うよりとにかく面白すぎる。小さい旅、大きな旅合わせても、学生の頃から私は結構な放浪の旅をしている。基本的にコースをあらかじめ決めておくのは好きではない。地元の人に情報を得ながら、旅先を決めていく。地元情報は、ガイドブックなんかよりもよっぽどリアルで充実している。

帰る日は、ざっくり決めておく。予定がなければ決めないで行けるところまで行く。居られるだけ居る...   こんなことができたのは、会社勤めではなかったから。会社勤めするから無理〜と言うなら、学生の間に一度はやって欲しい。

なんなら、人生に行き詰まっている社会人や、もう死んでしまいたいと考えているような人には絶対に放浪の旅をして欲しい。死んでしまいたいと思っているのなら、グランドキャニオンまで行って壮大な景色を眺めてからでもいいんじゃないの?ウユニ塩湖に鏡のように映る不思議な自分を見て感動してからでもいいんじゃないの?アマゾンの奥地に行って原住民の生活に混ぜてもらってからでもいいんじゃないの?きっと、人生観が変わると思う。自分が死んでしまいたいと思っていた原因がちっぽけだったことに気づくはず。地球の上には、まだまだ、まだまだ自分の想像を絶する絶景がいっぱいにあるもんね。私も見たい。

放浪の旅のいいところは、人との出会い。私は、数えきれない面白い人たちにいっぱい出会ってきた。国外であろうが、日本であろうが、人種も金持ちもそうでない人も関係なく、素敵な人たちにたくさん出会った。

放浪の流れで住んだNYでは地下鉄で顔見知りになったホームレスのおっちゃんが「無料で通過できるんだぜ」と、入り口を開けてくれた。VIPだね。(あっ、無賃乗車はいけません)ジャマイカに行けば、近所の若者がバナナで作ったというスタミナドリンクの作り方を教えてくれる。ただのバナナジュースだったけど...などなど、どこに居てもなんだか面白い人が寄ってきて、面白い出来事が起こる。そして私は、尽きないほど話のネタを持っている。それがライターや編集の仕事をする上でとても役に立つ。

日本で青春18切符を使って、鈍行の旅なんてのも最高。降りたいところで、降りて地元をぶらりと散歩をして美味しい郷土料理をいただく。そして、その町や村の人たちと語り合い楽しいひと時を過ごす。これは、会社勤めの人でもできるよね。

こんな贅沢で、楽しい旅はない。グリーン車やファーストクラスに乗って、高級ホテルに泊まればこんな発見はあまりないんじゃないかな。貧乏くさい旅だと言われるかもしれないけど、こんな旅が最高だと私はやっぱり思う。年を重ねたら自分の価値観も変わるのかな〜と思ったけど、この面白さを知っているから、高級な旅か、この貧乏旅行のどちらがいい?って並べられても、やっぱり私は迷わず貧乏旅行を選ぶ。だって、めちゃくちゃ面白いんだもん。

可愛い子には旅をさせよ。とは言うけど、私の両親は、当時、私が旅に出て何をして過ごしていたかほとんど知らないと思う。帰ってきてから、実家に帰って話して「え〜っ、そんなことしてたの」とか、「そんなところ行ってたの?」と驚かれる。女版寅さんみたいな感じだったと思う。今は、facebookで私の動向をいつも見ているから、きっと人生の中で今が一番私が何をしているのか親が知っているのかもしれない。面白いよね。

残念ながら、子育て真っ盛りの頃は数えるほどしか放浪の旅は行けなかった。ということで、今、壮大な放浪の旅を企んでいます。

実現できるか、できないかは私の行動力次第。しがらみに縛られず、夢を実現したい〜。今、じわじわやってます。


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cana
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