ハワイのロミロミとは

2018年7月13日 16:17

ロミロミとは、

ロミロミの起源は、1000年以上前にも遡り、カヌーに乗ってハワイの島々へとやって来たポリネシアの人々が持ち込みました。

そのルーツはルア(ハワイアン武術)であり、戦いで傷ついた戦士の身体を癒すために、ロミロミが用いられ、武術と同じようにロミロミも、各流派のお家芸として、その秘技は、親族や各コミュニティの中の限られた者だけで、継承されてきました。

薬草学も、ロミロミにおいて重要なツールのひとつであり、ポリネシアの人々がカヌーで持ち込んだ植物に加え、ハワイに自生していた植物も使い、症状や用途によって、植物を使い分け、炎症を癒していきます。

ロミロミとは、ホテルのスパで受けることができるリラクゼーションにはとどまらない、歴史あるハワイアン文化が深く関わったヒーリングアーツです。

マッサージテーブルがなく、植物のオイルが量産できず、貴重な時代から、服を着たまま、椅子に座った状態でもアプローチをし、もちろんオイルや薬草も使用し、トリートメントは行われていました。

現代のロミロミの主なスタイルは全身にオイルを塗り、手のひらや肘を使い、セラピストが常に武術の姿勢で、タイチのような動きをすることで、まるで波に揺られているかのように、筋肉の深部をゆるませていきます。

ALOHAという言葉には、

ALO=合わせる、近づく
HA=生きた呼吸

という意味があり、ALOHAとは生きた呼吸をシェアするということ。

HA(生きた呼吸)がなければ、ロミロミではありません。

HAによって繋がる

この３つの要素を調和することで、

Ola(生命力)が高まり、集まったエネルギーをMANAと呼びます。

MANAはこの3つの要素のどれもから得ることができ、

ハワイアンヒーリングとは、

８０％のMANAと２０％のALOHAであると伝えられてきました。

ロミロミの真髄とは、解剖学に基づいた肉体的アプローチと、エネルギーワークを同時に行い、バランスよくボディマインドスピリットの多面的視点から深い癒しを促すところにあると言えます。