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茹で落花生に出逢った朝

私の尊敬する先輩から教えていただいた味。
それは、茹で落花生。

知らなかった。いつも見かけるあの落花生は、炒ったモノだった。

ということは、生の、取れたて、いや、摘みたての落花生が存在したのだ。

これがその新鮮な落花生。

フォルムは、まさに私の知っている落花生。
しかし、なんとなく土の香りが漂い、
カラッとというよりはジメッと感を感じる。

聞くところによると、
これをヒタヒタの熱湯と大さじ3杯ほどの塩で20分茹でるらしい。

そして20分後。ザルにあげて、ひとつを割ってみた。

なんと、いつも見ていた茶色のカサカサした皮がない。
というか桜色の薄皮が、豆に寄り添うようについていた。

口に運ぶと、やわらかく、なんとも言えない食感に、驚くばかりでした。

出逢ってしまった茹で落花生。

コロナ禍の毎日を癒してくれる一品でした。

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