ハワイ語言霊:PONO
Ua Mau ke Ea o ka ʻĀina i ka Pono.
(ウア マウ ケ エア オ カ アイナ イ カ ポノ)
この言葉は1843年にカメハメハ3世によって語られた言葉で
「この土地の人々が、正義に則り、末永く暮らせるように」
というような意味で、現在ではハワイ州の標語となり
ハワイ州の印章にも記された言葉です
日本の君が代の
「人々の世が、千代に八千代に、さざれ石の巌となるまで続くように」
というフレーズにも似ています
この中で使われている言葉
PONO
(読み:ポノ)
良さ、道徳、正しさ、適切な手順
優秀、幸福、恩恵
モラル、有益、正確などの意味
ポノは沢山の意味を持っていますが
「物事がそうあるべき状態」という風に解釈すると
しっくり来るかもしれません
ハワイの文化習慣では
物事がポノであることをとても大切にします
それはただ物事が
良い悪いということだけではなく
完全なるバランスが取れているという事なのかもしれません
西洋的な考え方ではYes or No
Black or White
白黒はっきりすることが正義のように思われることも多いですが
ハワイにおいてはその中間のグレーでも良い
そんな寛容さはアロハスピリッツそのものとも言えます
Hoʻoponoponoはポノの状態にすることを言いますが
ハワイの家庭では毎日当たり前のようにしていた習慣です
家族の中で問題が起きた時は
互いにコミュニケーションをとる方法で
このホオポノポノをし
家族の中のバランスを保っていたのです
人間関係でポノを保つには
まずは正直である事が必要ですね
人にも自分にも正直である事
そして誠実さを持って他者の意見を受け入れ
互いのバランスをとること
まずは自分の中のポノを知る
これは自分軸があるかどうか
その上で他者を受け入れる寛容さを持つ
これがポノであるために必要なことではないでしょうか
日々の中には理不尽なことも起きます
怒りや悲しみを感じる時もあります
そんな時こそ
私はポノである
全てはポノである
そんなマントラのように繰り返し唱えてみて
ポノという言霊が心を柔らかく包んでくれるかも知れません