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105歳まで元気で長寿の、日野原重明医師の食事から学んだこと

どんなものを食べても、プラス面とマイナス面があります。

一般的には野菜や魚、豆類などのヘルシーなものが体に良くて、お肉や動物性のもの、脂質はあまり体に良くないイメージを持たれる方が多いと思います。

単純にカロリーというものを基準に考えると、カロリーが低いものは体に良くて、高いものは体に良くないという考えになりがちです。

お肉や脂質、動物性食品はカロリーが高いから太る、野菜などはカロリーが低いから太らない、食物繊維が多いから便秘解消に役立つ、などのイメージです。

たしかにお肉や動物性食品は、腸に負担がかかるので、食べすぎると消化器系統を疲れさせたり、癌などの病気にもなりやすいと言われています。

牛乳は腸の病気を招きやすいという説もありますし、私自身も牛乳を飲むと胃がもたれて消化しづらいと感じます。

子供の頃の学校給食では残さず飲んでいましたが、自分で生活するようになってからは、牛乳は買って飲むことは、ほとんどありませんでした。

私自身も菜食主義的な食事を長年続けてきて、野菜や豆類など植物性多めのほうが体に良いと思い込んでいました。

しかし105歳までの長寿で、亡くなる直前まで現役として活躍していた、日野原重明医師の食事に興味を持ち、今までの自分の知識や感じてきた事などを、今一度、考え直してみようと思いました。

日野原医師は、若い頃に、腎臓の病気と肺の病気を患い、もともと体はそれほど強くありません。なのに元気で長寿でした。

興味深かったのは、日野原医師が、苦手だった牛乳を飲めるようにし、毎日飲んでいたこと、お肉を定期的に食べていたことです。

そして糖質であるご飯も、自分にとっての適量を、毎日きちんと食べていたことです。

私の知識では、日本人の腸には乳糖が合わないので牛乳は消化吸収がしづらいとか、リーキーガットなどの腸の病気を引き起こしやすいというものでした。

お肉も、癌になりやすいとか、日本人の食性には合わないものだと考えていました。

糖質は太る元だから、なるべく食べない方が良いと考えていました。

実際、お肉は腸にとって負担がかかる食べ物であると、腸のスペシャリストである藤田紘一郎医師の本にも書いてあります。

しかしお肉とともに、野菜をたくさん食べることで、お肉のマイナス面を打ち消してくれるとも書いてありました。

また、お肉を食べるようになってから、日本人の寿命は激的に伸びたという統計もあります。

日野原医師は食品の栄養素や機能性を考慮して、自分が食べるものを設計し習慣化していたと思います。

苦手な牛乳をわざわざ克服してまで飲むようにしたのは、牛乳のマイナス面よりも、得られるプラス面のほうがメリットがあったからなのでしょう。

現時点での、自分の体に合うものではなく、合わないものであってもメリットのほうが多ければ、それを食べられるように体を変える、というのは私には無かった発想でした。

実際に日野原医師は元気に長生きしていますから、牛乳は体に悪いという説が当てはまらないようです。

もちろんアレルギーなどがある人には無理でしょうけれど、自分の体に食べ物を慣れさせるということは、日野原医師の例からみても、不可能ではないようです。

今、私は動物性のものをかなり多く食べていますが、正直なところ、脂質や動物性だけでは消化器系統が重たく疲れた感覚があります。

しかし、動物性のもので、肌質が変わりました。
水分と油分を保持できるようになったので、以前よりも、しっとりしてすべすべになりました。

野菜多めのときには、カサカサしているから手放せなかったハンドクリームや、顔につける基礎化粧品が、無くても大丈夫になりました。

ある日、お風呂上がりの顔に、何も塗らずに眠った翌朝、しっかりと顔から皮脂が分泌されていて、しっとりしていました。

「そうそう、これこれ♪」
若い頃は何もしなくても、しっかりと皮脂を分泌して、お肌を守ってくれていたものでした。

高いお化粧品など買わなくても、食べ物だけでも、これほどまでに肌質を変える事が出来ると実感しました。

動物性でなくても、オリーブオイルなどの植物油でも良いかもしれませんが、今は動物性のもので人体実験しています。

ちなみに動物性の高カロリー食品をたくさん食べていますが、体重は増えていません。

私の経験上、植物性のものは、たくさん食べても太らないし、胃腸の重たさや疲れた感じはほぼ無いし、体がスッキリ軽いです。
お肌に透明感が出てサラサラになります。

しかし、野菜ばかりの日が続くと、体が冷えて、お肌がカサカサ、元気が出ないから動きたくない、ちょっとしたことでイライラしやすいなど、マイナス面もありました。

動物性のものは、食べるとお腹が重たく疲れた感覚にもなり、体が重たい感覚もありますが、お肌の質は良くなり、髪の毛や爪が伸びるのが早くなりました。

髪の毛や爪は血液の余りと言われていて、栄養状態が良いと伸びるのが早くなります。

また、体力がついてきて、体を動かしても疲れにくくなりました。

あとは、食後に眠たくなることが、ほとんどありません。

そして活動的になり、あれをやろう、これをやろうと、意欲が湧いてきました。

精神的にも安定してきたように自分では感じています。

でもやっぱり野菜も食べたくなるし、食べたほうが良いなあと感じますから、結局、動物性のものでも植物性のものでも、偏ればマイナス面が多く出てきてしまうことがある、すべてを上手に食べれば心身の健康を得られるということでした。

これらのものを上手にバランス良く食べて、心身共に健康でいられるようしておけば、自分の仕事や好きなことにも、思う存分、能力を発揮できるようになると思います。

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