「THE TEAM 5つの法則」で2019年の組織運営を振り返る②
こんにちは。株式会社エクサの山本です。引き続き今年の組織運営について振り返っていこうと思います。「THE TEAM 5つの法則」で2019年の組織運営を振り返る①では5つの法則のうち3つまで考察しました。第二弾では残りの2つの法則について振り返ります。
「THE TEAM 5つの法則」のおさらい
改めて5つの法則のおさらいです。ABCDEと並べられているので非常に覚えやすいです。
・Aim(目標設定)の法則
・Boarding(人員選定)の法則
・Communication(意思疎通)の法則
・Decision(意思決定)の法則
・Engagement(共感創造)の法則
麻野さんの研修に参加した際に、この本を書いて以降何かあると頭文字をとってABCDEにしたり単語にしたりそういうことばっか考えるようになったと仰っていました。頭の片すみにおいて行動するにはやはり覚えやすい方がいいですよね。
Decision(意思決定)の法則を振り返る
この法則では、意思決定の方法には3つあるとしています。それが「独裁」「多数決」「合議」です。チーム全員で話し合って決めることがベストとは限らない、独裁<多数決<合議ではないと紹介されています。
戦略業務、定例業務、採用のそれぞれチームに当てはめてみましょう。
戦略業務チームは全社課題を解決するチームです。経営をはじめ場合によって労使交渉となるなどステークホルダーが多く存在します。そして、それなりの立場の人が関わるので意思決定に対して納得感が高まるよう話し合って決めることが多くなります。それでも毎年解決できる課題が少なく、スピード感がありませんでした。たくさんの意見を拾うこと、事前に根回しをすることに気をとられ、スピードとセットで考えなければならないことを忘れていました。
採用チームは採用担当となって2~3年目のメンバーが中心です。個人的にはもっと若い視点で自分たちが考えるやり方でリーダーシップを発揮してもらいたかったのですが、経験が浅くなかなかそうはいかず独裁的に意思決定をしてきました。なかなか納得感が得られなかったのは言うまでもありません。
■1年を振り返って学んだこと(Decisionの法則)
合議はスピードとセットなので、選択肢を決定するための選択基準をしっかりとすり合わせておくことが大事。
独裁は「すごい」「ありがたい」「すてき」「こわい」「ぶれない」の5つがヒント。個人的には「ありがたい」「すてき」を置いてけぼりにしてしまいがちなので要注意。
Engagement(共感創造)の法則
この章では共感創造の4Pについて解説されています。「Philosophy(理念・方針)」「Profession(活動・成長)」「People(人材・風土)」「Privilege(待遇・特権)」の4つです。
2019年はオペレーション業務から戦略業務にメンバー各々の業務内容をいかにしてシフトするかが鍵だと思ってきました。故に、人事のプロフェッショナルとしての成長をメンバーには期待していました。だからこそ、意義目標への理解を促し、各ポジションでの技術を磨いて野球型のチームを目指し、なるべく少ないコミュニケーションコストで動けるように環境を整え、話し合って決めることで納得感を高めようとしてきました。
でも全くの間違いでした。私たちのエクサという会社や人事チームはPeople型です。しかも最近知ったことじゃない。毎年のサーベイではっきりと結果出ているし、それをこの私が一番よく知っている。はずなのに・・・。
間違えました。成果を出すことに焦るあまり、Professionを追い求めすぎたのです。
■1年を振り返って学んだこと(Engagementの法則)
私たちの強みである「人柄の良さ、誠実さ、風通しの良さ」を再認識。People型のチームにとってコミュニケーションコストを投下することが最も重要。一体感のあるチーム作りを目標にし、適切な権限移譲で、貢献の高さにしっかりと報いる。
2020年に向けてまとめ
今年の最後の最後にしてなかなかいい振り返りができたかなと思っています。ただ文章は相変わらず何言っているのかわかりにくいですが・・。
そして、なかなか書き終わらず、大掃除を優先していたらあっという間に30日。あと5分で大晦日。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。それでは良いお年をお迎えください。