❶スタンプ集めてどうなるの?
買い物の際良くスタンプカード。あれは集める・溜める事が目的。
そして、価値ある何かと交換する。という仕組みは、周知の通りだ。
集める → 溜める → 替える
この仕組みは心でも行われている。
心の何がどんな風に溜められ、何に替えられているのか?
心の場合、スタンプ=フレーズ(熟語やある一文)だ。
フレーズ:「わたしは◯◯だ」
例えば、他者から「お前はのろまだね」と言われる。
すると「のろま」が自己規定となり自身に刻まれる。
すると「わたしはのろまだ」という文章が完成する。
これが自己規定となる。
そして、「のろま」スタンプを集めるようになる。
無意識の内に自分が何を集めるか、実は自分が決めている。
では、スタンプの意味とは?何が基準か?
それは、『人は古い型の感情の収集を行う』という法則に基づいている。
選択の基準は、古い型の感情=幼児期の感情。
そして、大体がネガティブな感情が集める。
さて、ネガティブな感情とは具体的にどんなものを思い出すか?
『悔しい』『悲しい』『怒り』『寂しい』『切ない』。
大方代表的なものはこの辺りではないか?
ここで一つ疑問。
なぜ、ポジティブではなくネガティブな感情の方が集まり易いのか?
だって、ポジティブな感情のスタンプを集めた方が、幸せなはず。
これも幼少期にその理由があり、幼い子供にとって、親の『在』『不在』は
生命の危機に直結する。
なので生存維持の為に、初めから脳に組み込まれてシステムで、ネガティブに
反応する様に出来ている。
統計的に多くの人は、『怒り』『敵意』の感情スタンプを集める。
そして、足して行くと変容していく。
スタンプ集めてどうなるの?
それは、負の感情のスタンプを集め続けると変容する。
何が変容するのか?
それは、変容が現象化していくという事。
次回へ…
【交流分析③ スタンプ集め理論】