5年生 書くことの指導 外国語
今日はアルファベットの指導実践を紹介します。
文字の形、名前と音に親しみながら身につけることを目指します。
以下のようなカードを、ワークシートと共にファイルに入れて、毎時間少しずつ書いていきます。
ワークシートは、旧教材、We Canの時のものです。ABCと順に学んでいくのではなく、左右対照となる文字など、形に着眼して分類したグループごとに学んでいく特徴があります。ワークシートの分類は、直山木綿子視学官が、文字の形に着眼しながら、子どもの思考に寄り添って考えられたものです。
アルファベットカードは、ずいぶん前から所有していたもので、4線があり、裏が小文字になっているものです。
指導では、まず一枚ずつ、今日の文字を見せ、名前と音を発音し、その文字から始まる語彙を言います。1回目は、A, H, I, M です。
T: Name, A.
Ss: Name, A.
T: Sounds, ǽ
Ss: Sounds, ǽ
T: Apple.
Ss: Apple.
といった流れです。
全部のカードを提示したら、書き順の指導をします。
一年生のひらがなの指導のように行います。
教師はカードの文字をなぞり、児童は大きく空がきをします。
A, one, two, three.
子どもたちが空書きした文字をみて、
上手くかけてるよ、全部、最後は止めだよ。
などと声をかけながら行います。
身体を動かして学ぶことで、理解も深まります。
書き順の指導の後、ワークシートに書いていきます。ワークシートに書くときは、音声に合わせて書きます。
先生が文字の名前を5回言うから、3回なぞって、2回は自分で書いてみてね。と伝えます。
その後、指導者は、A, A, A, A, A. Animal. と言います。
児童のペースに合わせ、間合いを2秒ほどあけながら発話します。
最後に、文字の音と関連する語彙を言います。
ワークシートの2.自分で練習しようのところも音に合わせて行います。
教師はランダムに、ワークシートの文字の名前を2回ずつ発音します。
児童は、①から聞こえた文字を書いていきます。⑤では、複数連続して文字の名前を言います。
最後に、黒板で一斉に答えを確認し、各自が自分で丸付けをして、活動が終わります。
5から8分ほどで、終了します。
何度か繰り返すと流れが定着し、スムーズに行うことができます。