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あなたに合う場所はある。

生きづらさに氣づいてそれを解消しようと自分と向き合い始めたのに、以前にも増して苦しくなっている。

そんな落とし穴に入ってしまってる人いませんか?

先日友人との会話で昔の自分を思い出し、同じ経験をしている人に向けて何か参考になればなぁ、と思い書いています。


今から約4年前。
私は人生のどん底にいました。
大好きだった家族が敵になり、パートナーとの関係もおかしくなり、身の回りのすべてのことが苦しくなったとき、ある講座に出会いました。

それは自分の心と向き合って、自分の中にある偏った思い込みをニュートラルに持ってくるために一定期間集中して徹底的にワークをするというものでした。

感情は自分の思い込み(観念、ビリーフ)から生まれます。
湧いてきた感情が苦しいのは、持っている観念に偏りがあるから。

講座ではその偏りを平にするために苦しい感情が起こった出来事についてあらゆる方面からノートに書き出し、客観的に自分の持っているビリーフを目で見て氣づいていくというものでした。

短期間、徹底的にワークを重ねることでずっと自分を苦しめてきた思い込みを解除しようというのが目的です。

マジメな私は「これでラクになるなら」と必死で取り組みました。

当時は「頑張ることで結果は得られる」と思っていたので、それはもうストイックにやりました。

が、やってもやってもラクにならない。

それどころか「こんなに頑張ってるのに何で?」とどんどん苦しくなる一方で。

共に学んでいる人たちの「日々変化を感じています!」とか「ラクになってきたのがうれしい!」などという声がさらに追い打ちをかけ

「私だけなんでできへんのやろ…」
「私は何をやってもアカン…」

とこれまで以上に自分を責め続け苦しさだけが募っていきました。

そんな状況をはたでみていた友人は「もうやめたら? ラクになるために行ってるのに余計に苦しくなるなんておかしい」と言ってくれたのですが
当時の私の中にやめる選択はありませんでした。

今から思うとやめられなかったのは、私の根底に
「欲しいものを手に入れるには苦労しなければならない」
というビリーフがあったからだと思います。

だから必死で頑張った。

結局最後までその講座には通いましたが、私の目的だった家族問題は解決されず、それどころかさらに自己否定が増していました。

そんなとき今もお世話になっているセラピストさんに出会い

「そこまで苦しいなら一度その場を離れてみることもひとつの選択ですよ」
と言われ、ようやくやめることを決意したのです。

やめてとてもラクになりました。

当初は「ホントにやめてよかったのかな? 結局何も達成できなかった…」
という思いがありましたが、その後色んな学びの場に身を置き、様々な人に出会う中で「なーんや、あの講座が私に合わなかっただけやった」という至ってシンプル、かつ事実が分かりました。

結局私は、家族の課題を解決するためにあの場に行ったのではなく
「何よりも大切なのは自分の氣持ち」
に氣づくためにあの時を過ごしたのだと思います。


土の時代から風の時代に移り、スピリチュアルな生き方にシフトする人たちが増えています。

それに伴い、そんな人たちを後押しする学びの場や情報も世に溢れてきています。

自分の生きづらさに氣づき、それを解放するための場を探しているとき、どこで、誰に、何を選べばいいのか迷うこともあると思うけれど、大切にしてほしのは「自分の氣持ち」。

入ってみた場所で「なんか違う」と感じたら、「そこで馴染めない自分が悪い」「そのワークの効果を感じられない自分がダメ」と自分を責めるのではなく、一旦その場を離れる選択肢があることを覚えておいてほしいのです。

いきなりやめるのに躊躇するならまず休んでみる。

そして「ホントに行きたいと思っている?」と自分の心に聞いてみてください。

そのときに「一度始めたことは簡単にやめてはいけない」とか「お金を払っているから」とか「苦労することに価値がある」なんて声は全無視で。

それはエゴの声で、ホントのあなたの声ではありません。

あなたに合う場所は必ずある。

もし今がツライならそこに行くために「ここは違うよ」という経験をしているのかもしれません。

誰よりも自分を一番大切にしてくださいね。
それがあなたがするべきことです。

今日も読んでくださりありがとうございます。
また書きます。









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