やさしい世界。
今、沢山の人と仕事をするという初めての体験をしている。
総勢50~60名。
現場にいる人たちの年齢層は30代~60代ぐらいで、男女比で言うと女性7、男性3といったところ。
わたしのこれまでの職場体験は多くてもせいぜい10名未満だったので、新鮮な感じだ。
そして一番驚いているのが、みんなとてもやさしいということ。
「わからないことがあれば自分で判断せずに何でも先輩に聞くように」と常に言われているせいか、誰に何を聞いてもみなとても丁寧に教えてくれる。
困っていると近くで様子を見ていた人が「大丈夫?」と声をかけてくれたり、また違う人が「こうした方がやりやすいよ」とアドバイスをくれたり。
初日に至っては「今日からやね。これ食べてね」とおばちゃん5人にかわるがわるアメやお菓子をいただいた笑。
大阪のおばちゃんがアメをくれるというのは有名な話だけれど、ここまで連続して色々もらったのは初めてで「そういうきまりでもあるん?」と戸惑ったぐらいだ。
おばちゃんだけでなくおっちゃんもやさしくて。
忙しさがピークを迎えると「あとちょっとで休憩やからな」とすれ違いざまに言ってくれたり、知らない人が帰り際に「初日おつかれさん」とねぎらいの言葉をかけてくれたり、日々周囲の人たちのあたたかさを感じている。
みんなやさしい。
そのやさしさは、周りにいる人たちに見守られているような感覚で
「あぁ、わたしは一人じゃないんや。ちゃんと氣にかけてくれてるんや」
という安心感を感じたのだった。
わたしはこれを知るためにここに来たのかもしれない。
わたしの心にはいつも孤独なわたしがいる。
「わたしはひとりぼっち」という思いが強く、無意識のうちに
「ひとりでなんとかしなきゃ」と頑張ってしまうクセがある。
でも本当は頼っていいんだ。
もっとひとに甘えればいいんだ。
周りのひとを、外側の世界を厳しくしていたのはほかでもない私だった。
これまで氣づいていなかっただけで、ホントはみんなのやさしさに包まれてわたしは存在しているのかもしれない。
頑なだったわたしの心にひびが入ったような。
最近そんな体験をしています。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。
また書きます。