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魅力的な人の本音の伝え方。

先日の記事で書きましたが「エゴ」には本音の自分がいる。

そこに氣づいたなら次はそれをどう表現するか?
そこが課題になると思います。

エゴを上手に表現して生きてる人って自然体でとても魅力的です。

飲食店を経営していた頃のことです。

常連さんで上場企業の社長さんがいました。
ランチタイムに来て下さっていたのですが、その時の彼の意思の通し方が絶妙に上手で。

お昼時はめちゃくちゃ忙しく、混み合っているときはおひとり様はカウンター席か4名様テーブルでご相席をお願いしていました。

ビジネス街だったので時間内に食べて早く帰りたいお客様も多く、大抵の場合はこちらの提案に納得してくださるのですが、その社長さんだけは違っていて。

私が「カウンター席でもよろしいですか?」と聞くと「いや~」と仰る。
「ではご相席は?」と言っても「いや~」と。

それはまるで子供がなんの悪氣もなく意思表示するときのようでその素直さに思わず笑ってしまったぐらいです。そしてゆっくりとこう言われました。

「待ってもええからゆっくりテーブル席で食べたいねん」

社長さんの思いは見事に通り、周りの喧騒をよそに優雅に広いテーブルでおひとりランチを食べていかれるというのが彼のスタイルでした。

こういう場合、私を含む大抵の人は、自分の思いとは裏腹に混み合っている店の状況を見て言われるがまま店の指示に従うことをします。

それが社会的に常識とされていたり、自分の思いを「わがまま」と捉えるからです。

混み合ってる店内で相席をしている人もいる中で1人で4名テーブルを使うなんて氣が引ける。

でも本音は相席なんてイヤだ。自分の好きな席に座りたい。

ではどうやってそれを伝えるか?

その社長さんを見習うのであれば、自分の思いを発するときの周波数を軽くすることです。

そこに「申し訳ない」とか「そんなのわがままかしら?」といった重い思いをのせず、素直に「そうしたーい!」という軽いノリで言う。

子供のような無邪気さで。

すると言われた方は「あぁ、はい」と受け取らざるを得なくなる。
なぜなら邪氣のない軽い思いは相手の懐にスルリと入ってしまうのです。
私がそうされたように笑。

これには少し練習が必要かも。

私はここに氣づいてから自分の思いを伝えるときはなるべく「軽く」を意識しています。

ただこの社長さんのように「いや~」とは言えないので、どうすれば自分の思いを氣持ちよく伝えられるかというのを試行錯誤中です。

ここが上手にできる人って周りからみててもその正直さが魅力的に映るんですよね。

自分の本音で生きるというのは、相手が誰であろうとどんな場面であろうと自分の氣持ちに正直でいるということ。

そしてそれを体現して生きるということ。

私はそれをしてこなかったので最初は勇氣がいったけれど、そこを少しづつトライしてくことで自分に力を取り戻し、ホントの自分に還っていくんだろうなぁと感じています。

自分なりの表現方法を見つける。
そのためのトライ&エラーを今、繰り返しています。

今日も読んでくださりありがとうございます。
また書きます。

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