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中国SNS”中の人”から営業を経験して感じた変化【Vstar Japan社セールス / マネジメントチーム】

こんにちは!アライドアーキテクツ 広報の伊藤です。

今回は、当社の連結子会社で、日本人の動画クリエイターやタレントの中国進出を支援するVstar Japan社で働く李さんにインタビューしました!

子会社ではあるものの、アライドアーキテクツのオフィス内で働いていて、中国向け事業を行なうクロスボーダー事業部と連携して業務を行なうことも多い李さん。タレントやインフルエンサーの中国SNSアカウントの運営を支援する”中の人”業務に加えて、2020年2月からは営業にも初挑戦しているということで、ご自身が感じた変化について聞いてみました!

ー李さんが中国から日本に来たきっかけは何だったのでしょうか?

中国の大学の日本語学科で学んだことがきっかけで日本に興味を持ちました。大学三年生の時に交換留学で初めて日本に来て、日本の独特な文化やデザインの美しさに心を奪われ、「中国の人々がまだ知らない、本当の日本の素晴らしさをいつか自分が伝えたい」と思うようになりました。

大学卒業後は中国のインテリアデザイン会社で日本語の通訳として働いたのですが、職業柄日本人の方と接する機会が多く、日本で働きたいという気持ちが徐々に強くなっていきました。そんな中、社会人4年目の時に新しいチャレンジをしたいと思い、会社を辞めてすぐに来日しました。

ー日本での仕事が決まっていない状態で日本に行くのはとても勇気がいることだと思いますが、不安はなかったのでしょうか?

とにかく「大好きな日本で働きたい」「新しいチャレンジをしてステップアップしたい」という気持ちが強かったので、特に不安を感じていたということはありませんでした。大学時代の友人が日本にいたことも心強かったです。ちなみにその友人は当時アライドアーキテクツに在籍しており、来日してからアライドアーキテクツを紹介をしてもらったことがきっかけで今は同じチームで働いています(笑)

ー入社を決断した理由は何だったんでしょうか?

アライドアーキテクツのHPで「ソーシャルテクノロジーで世界中の人と企業をつなぐ」という企業理念を見て、「日本にいる自分が、まだ知られていない日本の本当の素晴らしさを中国の人々に伝えたい」という私の想いを実現できる場所だと思ったからです。

なかでも、子会社のVstar Japan社は、日本人タレントやクリエイターの中国展開を支援する事業を行なっており、エンターテインメントが好きだったこともあって「これが私がやりたかった理想の仕事だ!」と思い、すぐにVstar Japan社への入社を決意しました。

入社してから今まで日本人タレントの中国SNSアカウントの運用支援、いわゆる”中の人”を担当しているのですが、タレントさんの想いを自分の仕事を通して母国である中国のファンに届けることができる、とても面白い仕事だなと感じています。SNS上でファンの方から反応がくると、自分のことのように嬉しいです!

ーとてもやりがいを感じながらお仕事をされているのが伝わります!2018年5月に入社されてからしばらくは運用の仕事をされていて、2020年2月に営業の仕事も任されるようになったと聞きました。

はい。今は営業の仕事が7割、運用の仕事が3割という配分で仕事をしています。

思い返すと、上司から営業もやってみようという話を聞いたときは不安しかありませんでした。まず日本語に自信がなかったですし、外国人が日本人のお客様に対して営業担当として接するというイメージが湧かず…。怖い、不安、心配、色んなネガティブな感情ばかり感じていました。

ただ、そんな中でも心のどこかで新しい挑戦への期待も感じていた気がします。アライドアーキテクツには「ワクワクヒリヒリ」というバリューがあります。『新しいこと、難しいことに挑む時、人はワクワクする。それを成し遂げることを約束する時、人はヒリヒリする。この2つが揃ってはじめて、仕事は面白くなる。』まさにこの言葉に背中を押されたような気持ちでした。

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ー具体的には、営業担当としてどのような業務をされているのでしょうか?

提案書や営業資料の作成、クライアントへの会社説明などが中心です。中国企業からのお問い合わせやアライドアーキテクツの中国事業と連携したタイアップ案件の対応が多いですが、今年からは日本のタレント事務所からの中国SNSアカウント運用依頼も増えてきました。

営業をやる前は、トークがうまくなければ売れないのではないかと思っていましたが、上司から『お客様のニーズをきちんと理解した上で何が提供できるのかを考えることが大事』とアドバイスをいただき、少しずつ自信を持って話すことができるようになってきました。

連携して仕事をしているアライドアーキテクツの中国向け事業を行なっている営業メンバーからもたくさんアドバイスをいただいています。お客様とすぐに打ち解けて信頼をがっちりと掴むことができる人、誰よりも仕事に対して真面目に向き合い受注してからも細かくフォローしてくれる人など皆それぞれの営業スタイルを持っていますが、「お客様と信頼関係を築き、お客様の立場になって課題やニーズを分析し、解決できるような提案をする」という姿勢で向き合っているというのは共通点な気がします。

ー思い出に残っているエピソードはありますか?

やはり初受注が一番思い出に残っています!中国企業の案件だったのですが、ありがたいことにとても満足いただき、そこから4回もリピートして施策をご一緒させていただけました。初受注ということも嬉しかったですが、「お客様に継続してご相談をいただけた」ということが何よりも嬉しかったです。この経験が自信に繋がってきたのか、この時期から少しずつ受注が増えてきました。

反対に、悔しくて泣いてしまったことも覚えています。営業になるとやはり数値目標というのがあるわけですが、営業を始めて2ヶ月くらいの時、初受注もまだという状況だったこともあって、目標数値に対するプレッシャーで感情が溢れ、打ち合わせ中に泣いてしまったことがありました。そんな時も上司やメンバーのアドバイスを聞いて、「やってみないとわからないのでとにかく頑張ってみよう」と吹っ切り、前向きになることができました。

ー営業を経験されたことで、ご自身のマインドにも変化が表れたんですね!

はい。周りの人からも、雰囲気が変わった、明るくなってきたと言われることが増えました。人の前で話すことに自信がついてきたという変化は自分でも感じています。

今年は特にVstar Japanへの中国SNSアカウント運用の依頼や、タレントさんやクリエイターさんの中国向けの育成依頼が増えました。試行錯誤を繰り返す中で、独自の成功ノウハウが固まり、再現性も出てきました。その積み重ねが自分の自信に繋がり、自分の強みと言えるようになってきたと思います。

ー今後チャレンジしていきたいことがあれば教えてください。

実は最近、新しいチャレンジとして中国向けのインフルエンサー育成勉強会の講師をやってみたんです。これもやる前は不安しかなかったんですが、実際やってみると今までの中国SNS運用の経験を整理することができ、自分にとっても良い経験になったので、今後も今までやったことがないことでも、機会があればたくさんのことを経験してみたいと思っています。

私がビジネスにおいて大切にしているのが「三方よし」という言葉です。この言葉は中国にもある言葉で、三方とは「売り手」「買い手」「世間」の三つを指しています。売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるという意味なのですが、私はVstar Japanの事業においては「クリエイター」「クリエイターを支援している運用メンバー」「Vstar Japan」の三方に加えて、案件をご依頼いただく「クライアント」にとっても良い取り組みをしたいと考えています。このすべてが幸せである状況になればきっと安定的に成長し続ける事業になれると思いますし、そうなれるような環境を作るために頑張っていきたいと思っています。

<李さんと一緒に働くクロスボーダー事業部セールスメンバー>


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