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最近の天才ってスゴ過ぎん?

将棋かじってて良かった話

中学で2年間くらい放課後を中心にやってたが、アマ初段取って燃え尽きた(アマ初段とプロ仕様の初段がある、実力は天と地ほども違う)

幸いなことに、同級生にアマ二段のヤツがいて、コミュ障な上に将棋が強すぎたゆえに誰も寄り付かず、将棋クラブに入ってたのにひとりで詰将棋やってるようなボッチだった
お陰でコイツを独占できて、指してるうちに10回に2〜3回勝てるようになって、ほかのヤツらには負けなくなってた
後に大人になったコイツから、中学の時孤立せずに済んだとお礼を言われた、ちょっといい話付き

今はいわゆる「見る将」、観戦だけする将棋ファンのことね
指す方は「ぴよ将棋」というAIの初〜二段といい勝負のヘボ将、暇つぶしに指すくらい
「将棋ウォーズ」みたいな対人将棋は指さない、もうムリ

昔の初段なんて今じゃゴミなんで、有段者風を吹かせる気など毛頭ないが、それでも将棋を真面目にやってよかったなと思うことが3つある

ひとつは、対一般人のお遊び将棋ならまず負けなくなって、藤井効果でほんのちょっとチヤホヤされるようになった
ネタバラシすると、奇襲・ハメ手と手筋だけで勝てるので、実はあまり脳を使わないのですよ
知ってるか知らないか、だけ

ひとつは、藤井聡太君のスゴさを、将棋知らない人より堪能できてるだろうということ
同じ時代を生きていられる幸福感とか、棋譜読めるんで理解が深め、みたいな

もう一つ、藤井くんだけでなく、最近では他に大谷(野球)君、羽生(フィギュア)君、辻井(ピアノ)君、Ado(歌唱)さん、などなど、彼らのような大天才達でなくとも、今の若い世代の能力の高さはただ事ではないな、と気付かされた
天才と呼ばれる人のレベルがものすごいことになってるのは、その人だけがすごいのではなく、その世代がすごい事になってるからだろうと思うのね

我々のようなアラフィフ世代とは、与えられた情報の質も量もその他環境の充実度全てがレベチ
普通にその辺にいるような若者であっても、世代ごと優秀である事を認めないと、時代について行く事すらままならないどころか、年取っても長く生きたことしか語るべきことがない老害になること必至
私が今、さらに上の世代見るとわかる

それを早めに気づき得てラッキーだった
できればあと20年くらい遅く生まれたかったが…

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