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「今の仕事が天職」 アパレル生地会社で働く営業マン

こんにちは

ALL YOURS 2nd です!

第10回の記事で取り上げさせていただくのは、
アパレル製品の生地会社に勤めておられる 岩田 健 さんです。

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<インタビュイー情報>

・名前    岩田 健
・年齢    37歳
・職業    アパレル生地会社(営業担当)
・趣味    サッカー・魚釣り
・好きな生地 刺繍生地

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私たちの生活に欠かせない衣食住の1つである「洋服」。
洋服が出来上がるまでには、どのような人が関わり、どのような働きがあるのでしょうか。  

レディースアパレル製品の生地を中心に扱う生地会社に勤める岩田さんインタビューを行い、岩田さんの担当である営業についてや仕事観についてお話いただきました。


岩田さんの仕事

洋服の原料となるウールや綿、麻から私たちが実際に着る形になるまでには、大きく3つの工程があります。ウールなどの原料から糸が作られ、その様々な糸を使用して、いくつもの工程を踏み生地となり、メーカーのデザイナーさんが企画・デザインを経て、ようやく洋服が完成します。

このような過程の中で、岩田さんは糸からできた生地を商社から仕入れ、国内のデザイナーさんやアパレル製品企業に販売する仕事をしています。
岩田さんの勤める会社では、主にレディース製品に用いられる生地を販売しており、卸売業者の役割をしています。業務は生地の営業がメインですが、自社で制作する生地デザインに携わることもあります。


今の仕事に就くまで

岩田さんは高校卒業時には美容師を目指し、近くの美容室でアシスタントとして働いていました。友人のヘアカットをするのが好きで美容師を目指しましたが、実際にお客さんの接客を始めるとまた違う感覚があり、美容師をやめる決断をしました。

そこからの2年間は解体工事の仕事をしていました。しかし、自身がしたい仕事をできていなかった状況に「自分はこのままでいいのか」と思い、ずっと好きだった洋服関係の仕事を目指すことに決めました。

好きなアパレルブランドの元に直談判して働くチャンスを貰ったり、その他のブランドのオープニングスタッフとして働いたりと、洋服に携わる販売職を経験しました。
そのような中で、21歳の時に知り合いの方から「生地の営業をやってみないか」と声をかけてもらったそうです。洋服が好きで、洋服に携わる仕事をしたいと思っていた岩田さんは、その会社に入社することを決めました。
そして、その会社に現在も勤めており、今年で16年目になります。


お客さんとの信頼関係

生地の営業先は、岡山や広島もありますが大半は東京で、月に2.3回のペースで出張するそうです。
営業先には自身でカットして準備した生地を持っていき、顔を合わせてお客さんと話します。zoomなどのオンラインでの営業は、コロナ期間などの特別な状況を省いて全く無いそうです。

担当のお客さんとある程度関係性が深まると、岩田さんを信頼して通販で生地を購入してくださることもあるそうです。そのような方とは反対に、新規のお客さんになると実際に会ってお話することが重要になってくるそうです。

自身の営業スタイルについて、岩田さんはこう言います。

お客さんに実際に会って生地を触ってもらうことで、お客さんの探している生地をより理解できます。
僕は関係性を作るのが好きな方なので、仕事の時間とは別でお客さんにお茶や夜ご飯に誘ったり、誘ってもらったりすることが多いです。
会社で会うこととは違って、お客さんの人となりが見えるので良いなとおもいます。


連絡はマメに返す

岩田さんは営業の仕事をする中で、連絡をマメに返すことを一番に意識しています。
岩田さんが考える営業職には2つのタイプがいるそうです。それは、 相手の連絡に対してすぐに連絡をするタイプ と 返信内容が整ってから連絡するタイプ です。

岩田さんは すぐに連絡をするタイプ だと言います。連絡を待つお客さんの気持ちを考えて、返答に時間がかかる内容でも、まずは一通連絡を入れることを意識しているそうです。

お客さんからするとどうなってるかなって気になると思うので、お客さんが安心してやり取りできるようにすぐに返答できないことでも「確認でき次第すぐ連絡します」ってマメに連絡するのを大事にしてます。


1日のスケジュール

2人のお子さんを育てるお父さんでもある岩田さん。
一番多いパターンの1日のスケジュールを教えていただきました。

お家では、お子さんと一緒にお風呂に入ったり、絵本を読むことが日課だそうです。


今の仕事が天職

岩田さんは今の会社に勤めて16年目の現在でも、規定の時間より早く出社して作業することがあるそうです。

仕事行くのがいやになったことはないですかね。
「明日やればいいや」があんまり好きじゃないので、必要な時は会社に早く行って自分の中で朝7時から9時までをゴールデンタイムにして作業してます。
会社に早く行ったり遅くまでいることが  いいこと だというわけではないけれど、その先に、生地の資料を待ってくれているお客さんがいるので続けてます。

岩田さんは着心地や機能性にこだわって生地で洋服を選ぶほど  生地が好き だと言います。
そして、その生地に関わることができる今の仕事を「天職」だと感じるそうです。


岩田さんとALL YOURS

岩田さんはこれまでに、ALL YOURSの着た着てセットアップ(ブラウン)や撥水パンツなどを購入されているそうです。その中でも今一番お気に入りのALL YOURSアイテムは、ファストパスの生地を使用したトレンチコートだそうです。

仕事の日に着用しており、岩田さんの好きなスタイルであるシャツと革靴スタイルにも合うところがお気に入りだそうです。
また、使用している生地がポリエステルなので、着用した時は毎回洗濯しているそうです。




岩田さんは自身に合ったコミュニケーションの取り方で、お客さんとの信頼関係を深めることを大切にしながら、生地の営業をされていました。


そして、岩田さんは今の仕事に至るまでに美容師や解体工事の経験を経て、洋服関係の仕事を目指す中で、やりがいのある仕事を見つけ出していました。

柔軟に自分のやりたいことに挑戦し、試行錯誤しながら自分が納得できる決断をし続ける。
それが「天職」につながるのかもしれないと思いました。


(編集:トモカ)


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