321.完璧すぎる人
何をやっても完璧な人。
あなたの周りにいないだろうか。容姿はいいし仕事もできるし趣味も多彩。1人くらいはいると思う。完璧すぎる人に対して思うことがあるためこのnoteを書く。
先日、あるイベントに参加した。そのイベントでは企業の代表者が自社のことをプレゼンするもので、順番に発表していた。その内の1人のプレゼンがすごかった。一言一句完璧にスラスラとハッキリ話していて完璧なプレゼンだった。
が、しかし。
聞いている僕としては何か苦しかった。息苦しかった。一呼吸もいれないくらいのマシンガントークで、聞き手すらいつ呼吸をすればいいか分からないくらい。その方はすごく練習してきたんだと思う。でも、聞き手と話し手のエネルギーが違いすぎて受け止めきれなかった。
一方で、時折雑談を交えながら話をしてくれた人はすごく聞きやすかった。リラックスして話が入ってきた。なんだろうこの違いは。
相手が完璧すぎると疲れない?完璧すぎる相手に合わせて自分も完璧に近い状態にいないといけない。ずっと気を張っている感じ。人間には隙や余白がある程度必要だと思う。ちょっと足りないところがあるから助けたくなるし、関わっていきたい。完璧な人にとっては自分なんか必要ないと思うんだよね。
無理に自分をよく見せようとか、完璧な人間じゃないと受け入れられないと思っている人は隙を見せるようにしてほしい。みんなから好かれていたり周りに人が集まっている人って、お願いがうまい人。「自分にはできないけど、あなたならうまくできるからお願いしたい!」とうまく周りを頼っている。相手の自己重要感を埋めるのがうまいのだ。
余白や隙がある人の方が人間味があって好き。
完璧な人間を目指すのではなく、余白や隙が適度にあって人間味がある人を目指そうと思う。相手がリラックスして心を開きやすい人になりたい。
自分のためにも余白は大事。毎日毎日フルパワーでがんばっていたら壊れてしまう。SNSでは「休まず努力しろ」と言われるけど、健康じゃなかったら何もできない。まずは心身を整えることの方が大事。たまにはゆっくりする日も作って自分をいたわりたい。
人生は余白の連続でいいんすよ。何もないよりも寄り道してよくわからんけど色んなことして。人に話せるネタが多い方が楽しい。完璧な人間なんて目指さず、自分っぽいことをどんどんやっていきましょう。寄り道していいと思えたらなんだか楽しくなってきませんか。