仕事をしやすくする“期待値調整”
期待値調整は難しい。期待させすぎてもダメだし期待させなさすぎてもダメ。良い塩梅を見つけられるかに、ビジネス力が試される。
ビジネスを提供する側の“当たり前”は思ったより通じていない。「これぐらいは伝わっているだろう」と思ったことが全然通じていないこともある。
例えば、Instagramの立ち上げをサポートしているとしよう。
普段から触っている人からすると「Instagramに投稿したからと言ってすぐにフォロワーが増えるわけではない。投稿には工夫が必要だし、長期的に取り組んでいくもの」という前提は分かってもらえると思う。
しかし、普段全くSNSに触れていない人の中には「Instagramで投稿さえすればフォロワーが増える」と思う人もいる。
「Instagramの立ち上げ」という事実があっても、今後どう運用していくべきかの捉え方は人それぞれ。
だからこそ、期待値調整や念入りな説明が必要になってくる。
プロジェクトの目的
理想の状態
現状の不安、不満、ネック
どんな関わり方が望ましいか
コミュニケーションの取り方
などなど。もっと項目はあると思うが、最初にすり合わせを行うことが大事。そして、お互いが分かるようにテキストで残しておくこと。
テキストにさえ残しておけば、理不尽に怒られることが格段に減るから。
サービス提供者がいくら丁寧な説明をしていたとしても、サービスを受ける側は正しく記憶しているとは限らない。「説明されたことってこういうことだよね」と自分に都合の良いように解釈する可能性もあるし、言ってないようなことも付け加えられている可能性もある。
「〜〜日に〇〇さんと話した結果、△△という内容になりましたよね」というテキストがあれば防げること。
序盤〜中盤〜終盤で、定期的にコミュニケーションをとり、期待値を調整し続けないといけない。メールや電話、直接訪問など、適度なタイミングで接点を持てるか。
社会人である以上、ずっと向き合わないといけない期待値調整。社内向けであれ社外向けであれ、円滑に進められるよう期待値調整を上手くできるようになりたい。
読んでくださる方のプラスになるような記事を書くための活動費として使わせていただきます!