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失敗やミスを成長のチャンスに変える!アスリートのための効果的な振り返り術
おはようございます!
アスリートメンタルコーチのあべちゃんこと阿部健二です。
今日は、多くのアスリートや指導者が直面する「失敗」や「ミス」をした時の振り返り方について、実例を交えながらお話ししたいと思います。
なぜ振り返りが大切なのか?
ある高校サッカー部の選手の例をお話しします。この選手は重要な試合で決定的なミスをしてしまい、チームは敗退。その後、「あの時のミスさえなければ...」という後悔に苛まれ、次の試合でも同じようなミスを恐れるようになってしまいました。
このようなことはどんなカテゴリーでも実際によくあります。
このように、振り返り方を間違えると、失敗が次のパフォーマンスに悪影響を及ぼしてしまいます。
これは人が生き残るために培ってきた脳のシステムでもあります。
では、どのように振り返れば良いのでしょうか?
効果的な振り返りの3ステップ
STEP1: 事実の整理
まずは、「何が」「どのように」起きたのかを、できるだけ客観的に整理します。
【実践TIPS】
映像がある場合は必ず確認する
感情的な表現は避け、5W1Hで整理する
周囲の状況も含めて記録する
STEP2: 感情の確認
次に、その時にどのような感情が湧いていたかを確認します。
【実践TIPS】
身体の感覚も含めて細かく記録する
「なぜその感情が生まれたのか」を深掘りする
判断を交えず、純粋に感じたことを書き出す
STEP3: 学びの抽出
最後に、その経験から何を学べるかを考えます。
【実践TIPS】
「次に活かせること」を必ず1つは見つける
具体的な行動目標に落とし込む
時間軸を意識して、短期・中期・長期の学びを整理する
この時に起きた事実と失敗やミスをした本人の人格とは切り離して整理できると良いと思います。
まぁ、これが結構難しいのですが…
実践例:プロ格闘家のケース
私がサポートしているプロ格闘家の例をご紹介します。この選手は世界大会で2連敗を喫しましたが、振り返りを通じて大きな気づきを得ることができました。
振り返りのポイントは以下の通りでした:
不安の正体を特定する
「なぜ不安なのか」を具体的に言語化
不安を「自分に必要なことを教えてくれるメッセージ」として捉え直す
自分の強みを再確認する
過去の成功体験を細かく分析
自分らしい戦い方を明確にする
具体的な改善アクションを設定する
不安の原因となっている部分の練習を強化
メンタル面での準備も含めた総合的な対策を立てる
この振り返りを経て、選手は6連勝を達成することができました。
指導者向けTIPS:選手の振り返りをサポートする方法
「問いかけ」を工夫する
「なぜダメだったの?」ではなく「どうすれば良くなると思う?」
「何が足りなかった?」ではなく「次は何を活かせそう?」
タイミングを考える
感情が高ぶっている直後は避ける
翌日以降、落ち着いた状態で行う
環境を整える
話しやすい場所を選ぶ
時間に余裕を持つ
必要に応じて1対1の環境を作る
失敗の質を高める
失敗を恐れすぎると、チャレンジができなくなってしまいます。大切なのは、「失敗の質を高める」という考え方です。
【失敗の質を高めるためのチェックリスト】
□ この挑戦に価値はあったか
□ 準備は十分だったか
□ 学びを次に活かせるか
□ チームとして共有できる教訓があるか
まとめ:失敗を味方につける
失敗は避けられないものです。大切なのは、その失敗をいかに次につなげるかです。
効果的な振り返りのポイントをもう一度整理すると:
事実を客観的に見る
感情を丁寧に扱う
具体的な学びを導き出す
次のアクションを設定する
これらのステップを意識して実践することで、失敗を成長の機会に変えることができます。
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