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【経営者・ビジネスパーソンのための心を整える方法】業績プレッシャーへの対処法 ~ アスリートの実践事例から学ぶ

こんにちは!
アスリートメンタルコーチのあべちゃんこと阿部健二です。

今回は、経営者やビジネスパーソンが直面する業績へのプレッシャーへの対処法について、私がサポートしてきたアスリートたちの実践事例を交えながらお伝えしていきます。

■なぜアスリートの事例が経営者に役立つのか

経営者とアスリートには多くの共通点があります。

- 結果を求められる立場
- 周囲からの期待と重圧
- 一瞬の判断が勝敗を分ける
- メンタル面が成果に大きく影響する

そのため、プレッシャーに打ち勝ってきたトップアスリートの実践法は、経営者の方々にも大いに参考になるはずです。

それでは、具体的な事例と実践法をご紹介していきましょう。

■事例1: プロ格闘家A選手の場合

「プレッシャーと戦うのではなく、味方につける」

A選手は世界最高峰の大会で2連敗を喫し、引退も考えるほどの危機に直面していました。練習は十分にこなし、体調も万全だったにもかかわらず、本番で実力を発揮できない状況が続いていました。

【問題点】
- 「絶対に勝たなければ」という思いが強すぎる
- 不安な自分を否定的に捉えている
- 結果にこだわりすぎて現在の行動に集中できない

【解決アプローチ】
1. 不安の可視化
まず、不安に感じていることを具体的に書き出してもらいました。漠然とした不安を言語化することで、対処すべき課題が明確になります。

2. 認知の転換
「不安は敵」という認識を「不安は自分に必要なことを教えてくれる味方」という認識に転換しました。

TIP: 不安を書き出す際は、以下の3つの視点で整理すると効果的です
- 技術面での不安
- 体力面での不安
- メンタル面での不安

【実践したこと】
1. 毎日の練習後に「今日の不安」を記録
2. その不安が教えてくれる「必要な取り組み」を書き出す
3. 翌日の練習でその課題に取り組む

【得られた結果】
- 不安と戦うエネルギーが減少
- 具体的な行動に集中できるようになった
- その後6連勝を達成

■事例2: 競輪選手B選手の場合

「目の前のことに集中するための"型"づくり」

B選手は特別昇班(3場所連続完全優勝)を目指していましたが、2場所目までは勝てても3場所目で勝ち切れないという状況が1年ほど続いていました。

【問題点】
- 重要な場面で気持ちが入りすぎる
- 想定外の展開に対応できない
- プランAしか持っていない

【解決アプローチ】
1. レースの現状把握
勝てる時と勝てない時の違いを細かく分析し、パターンを見出しました。

2. 柔軟な思考への転換
「完璧なプランで勝つ」という固定観念から、「状況に応じて柔軟に対応する」という考え方へ転換しました。

TIP: レース分析には以下の3つの要素を含めることが重要です
- 技術的な要素
- 戦術的な要素
- 心理的な要素

【実践したこと】
1. レース前の呼吸法の確立
2. プランA,B,Cの用意
3. 「今この瞬間」に意識を向けるトレーニング

【得られた結果】
- 頭の中が整理され、落ち着いてレースに臨めるようになった
- 柔軟な対応が可能になった
- 特別昇班を達成

■事例3: 空手道選手C選手の場合

「目標設定の具体化とイメージトレーニング」

C選手は全日本選手権決勝で敗れた後、次の国際大会での結果を残すためにコーチングを受けることになりました。

【問題点】
- 漠然とした目標設定
- イメージが具体的でない
- 練習に明確な意図がない

【解決アプローチ】
1. 目標の具体化
「表彰台の一番高いところに立っている自分」という具体的なイメージを設定しました。

2. 五感を使ったイメージトレーニング
その場面での視覚、聴覚、体感を細かく想像し、実現のために必要な要素を洗い出しました。

TIP: イメージトレーニングでは以下の要素を含めることで臨場感が増します
- 会場の雰囲気
- 観客の声援
- 体の感覚
- 心拍数や呼吸の感覚

【実践したこと】
1. 毎日のイメージトレーニング
2. 技の質・量に関する具体的な目標設定
3. 細部にこだわった練習

【得られた結果】
- 練習の質が向上
- 試合での集中力が増した
- 国際大会での入賞

■経営者が実践できる3つのポイント

これらの事例から、経営者の方々が実践できるポイントを3つにまとめました。

1. プレッシャーを味方につける
- 不安や心配を書き出す
- それが教えてくれる必要な取り組みを明確にする
- 具体的なアクションプランに落とし込む

2. 柔軟な対応力を養う
- 複数のプランを用意する
- 「今この瞬間」に集中する習慣をつける
- 呼吸法などでリラックスする技術を身につける

3. 具体的なビジョンを持つ
- 目標を五感で具体化する
- そこに至るためのステップを明確にする
- 日々の行動に意図を持たせる

■実践のためのルーティン例

朝:
1. 深呼吸3回
2. 今日の目標確認
3. 想定されるプレッシャー状況の書き出し

昼:
1. 呼吸を整える
2. 午前中の振り返り
3. 午後の行動プラン確認

夜:
1. 今日感じた不安の書き出し
2. それが教えてくれることの整理
3. 明日のアクションプラン作成

TIP: ルーティンは無理のない範囲でスタートし、徐々に習慣化させていくことが重要です。

■よくある質問と回答

Q1: 不安を書き出すことで、かえって不安が大きくなりませんか?

A1: 最初はそう感じる方もいます。しかし、不安を可視化することで具体的な対策が立てられるようになり、結果的に不安は軽減されていきます。

Q2: 忙しい中でイメージトレーニングの時間を取るのは難しいのですが?

A2: 通勤時や入浴時など、すでにある時間を活用することをお勧めします。最初は1分程度からでも効果があります。

Q3: プレッシャーがあった方が実力を発揮できる気がするのですが?

A3: その通りです。適度なプレッシャーはパフォーマンスを高めます。大切なのは、プレッシャーに圧倒されず、それを活用することです。

■最後に

プレッシャーとの付き合い方を変えることで、経営者としてのパフォーマンスは大きく変わります。

すぐにできることから始めてみてください。小さな変化の積み重ねが、大きな成果につながっていきます。

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