2022年度を振り返って
(編集:剱物真桜)
こんにちは。京都外国語大学2回生の剱物真桜です。遅ればせながら、今年もALKOTTOをよろしくお願いいたします。ENJOYKYOTO紙面の作成も大詰めとなってきました。すべてのスポットの英訳が完了し、ひとまずひと段落着いたところですが、まだまだやるべき作業が残っているので、最後までやり切りたいと思います。
さて、私事ですが、この度成人を無事に迎えることができました。
地元・神奈川県川崎市で、15時からの式典に出席し、17時頃まで友人と話し写真を撮り、休む間もなく移動を繰り返し、慌てて新幹線に飛び乗ってその日の23時に京都に帰ってきました。というのも、次の日に成績にかかわる大事なプレゼンがあったから、どうしても帰らなくてはならなかったのです。とても楽しかったけれど、大変な1日でした。
わたしの考える「おとな」
成人式を迎えると、世間一般的には「おとな」であると言われますよね。
(今はやめてしまいましたが、)とあるアルバイトの面接で、「大人と子供の違いは何だと思いますか」と聞かれました。皆さんは何が違うと思いますか。
実際、私も成人を迎えたけれど、大人になったという実感はありません。なぜなら、まだ学生だということもありますが、私の考える「おとな」と「こども」の違いとは、責任がとれるかとれないかだと思うからです。私は現在京都で一人暮らしをしていますが、だからといって自立しているということではなく、むしろ親にお金を出してもらって大学で学んでいるのだということを痛感するようになりました。
学生って、お金がないんです…。
例えば一人暮らしを始めて3カ月ほどの時、自宅の鍵を落としてしまい、鍵を開けてもらうのに多額の出費をしたことがあります。その時は親に泣いて謝って支援してもらいました。何かあったとき、自分で責任を取って解決する、ということがまだできないのです。そのほかにも昨年は物価高だったり、扶養控除の上限額に悩まされたりして、だいぶお金に苦しんだ1年でした。話はそれましたが、そういった面でも、まだまだ私も自立できていないなあ、沢山の人に支えられて大学に通わせてもらっているのだなあと思います。だからこそ今は、ここ京都で精一杯学ぼうと思います。もちろん沢山遊びつつ。
まだまだ大人になりきれていない私ですが、こんな大人になりたいという目標はいろいろとあって、その中の1つをご紹介します。「京都で世界平和に貢献する大人」です。ずいぶんと大きな目標に聞こえますが、じつは観光を通して世界平和に貢献するというのは京都外国語大学グローバル観光学科のディプロマポリシーでもあり、わたしが主に学んでいることのひとつなので、平和を実現することは叶わなくても貢献することはできると思っています。観光とは言ってしまえば非日常と異文化を楽しむ娯楽ですが、それは学びにも異文化理解にもつながるものなので、少しでも偏見や固定観念を無くして世界中の国や人を身近に感じてもらえるように、京都をその舞台となる観光地にするのがわたしの夢です。
「京都を誰もが楽しめるような国際観光都市にして、異文化理解の舞台にする!」
2022年は、この目標がしっかりと決まった1年になりました。
今年度は様々な活動に携わらせていただきました。ALKOTTOを始動したのもそのひとつだし、7月ごろには京都で障がい者支援を行う方のインタビューをしてユニバーサルツーリズムについて英語で発表しました。また、秋には滋賀県大津市の大津祭の調査・記録を行ったり、独自で京都市の隠れた観光資源を発信する「Michibata KYOTO」というメディアを作ったりなど…学生らしく様々な活動をすることができたと思っています。いろいろ始めたり、関わったりして、バタバタしていたらいつの間にか年度末になってしまい、時間の流れに頭も心も追いつかないままです。
来年度は、ALKOTTOでも活動の幅を広げて、もっと記事や投稿の更新を増やしたいと思っています。また、夏休みまでにお金をためて、ずっと憧れていたフランス・パリへ旅行に行き、以前から感じていた京都とパリの不思議な共通点について探りたいなと思っています。そのほかにも、言語をしっかり学びなおしたいのと、大津祭を軸に大津市の地域活性化に携わりたいのと、沖縄のダークツーリズム促進の活動も応援したいのと、目標の企業に就職する準備をしたいのと…
時間がない!そう、大学生って時間があるっていうけれど、実際あるんだけれども、だからこそうかうかしていられないんです。ボケっとしていると、4年間なんてすぐに終わってしまう。大学生に与えられた時間は多いけれど、それは等しく有限で、どうやって時間を使うのかで大学生活の濃さが大きく変わると思います。
来年度はどんな一年にしようかな
この記事を書いたおかげで、ふんわりではあるけれど来年度の目標も見えてきました。これからもたくさん学んで遊んで、このALKOTTOのメディアも活発に動かしたいと思っています。同時にしっかり自分自身も、わたしの目指す「おとな」になれるように成長していきたいです。
2023年のALKOTTOの飛躍に乞うご期待!これからもわたし達をよろしくお願いいたします。