「頭がいい」って、結局何ヨ‥?
2023年6月23日(金)放送のNHK番組「チコちゃんに叱られる!」
2問目の出題。
「『頭がいい』って何?」
チコちゃん的回答は‥
あえて言えば「未知の環境に柔軟に適応できること」by専門家
なんですって。
番組の進行で見ていくと‥
「頭がいい」の基準で上げられるのが【IQ=知能指数】。
その中でも問われる能力として
①「流動性推理」=隠された法則を推理し先を読む力
②「ワーキングメモリー」=聞いたことをすぐに活用できる力⇒情報を一時的に記憶して処理する能力
③言語理解=言葉を聞いて理解し、考える力に関わる分野
の三つが挙げられます。
そもそも知能検査とは1905年にフランスの心理学者だったアルフレッド・ビネ(ビネー式知能検査のあのビネーです)が開発したもの。
ちなみにビネーは知能を「外界を全体として再構成するための認識能力」としたのだそうです。
テスト本来の目的は、学校教育において特別な支援が必要な生徒を見つけ出すというもので、苦手分野や勉強の進み具合といった人それぞれの個性を理解して支援のヒントにする道具として開発されたモノ、だそうです。
今回の解説担当・立命館大学のサトウタツヤ教授によると、
「頭の良さを測るテスト」ではナイ
「『IQが高い=頭がいい』という考え方は違うんじゃ?」という意見です。
先生が考える頭の良さ=「未知の環境に柔軟に適応できる能力を持っている」というものです。
先生は、お笑いコンビの爆笑問題を例に挙げ、「何をしでかすかわからない太田光さんの言動」=「未知の出来事」として、それに適応して突っ込み返す田中裕二さんを「頭の良い人」と見ています。
未知の問題に対して解決策を見つけ出す人は、技術・文化の発展をリードする存在。
でも、各分野で優れた能力を発揮する人たちが、必ずしも知能検査で良いスコアを出すとは限らないので、一つの基準にとらわれず柔軟に物事を考えるのが頭の良さに繋がる第一歩だ、とサトウ教授は言っています。
僕にとって「頭がいい」の一つの基準は
○知識が豊富、物知り
○学校でのお勉強ができる&偏差値が高い
○記憶力がいい
○思考の回転が速く、解決に導くアイディアを出せる
○言われたことを早く理解できる
○相手の出方をうまく読む or 相手の出方に対してうまく対応する
と思っていました。
相手のアクションに対して自分が動く(=リアクション)がその場にふさわしければふさわしいほどいいのかな、って思っていたんです。
まって、それだったら
柔軟に物事を考える⇒臨機応変に対応する、ていうのは
自閉症スペクトラム障害の一番苦手とするところじゃないか——
単に物知りなだけじゃ頭のいい人って言えないんだな。
「頭がいい」を、もっといろんな面から考えて、いろいろ調べてみると‥
【心理・思考】
○常に落ち着いていて冷静である
○視野・視点が広い
○好奇心旺盛
○向上心がある⇒現状維持を良しとせず、常に高みを求める
○忍耐強い
○自分の強みと弱みをちゃんと理解している
○論理的・客観的に物事をとらえられる
○優先順位を意識している
【行動】
○無理に人に合わせず、上手に意見ができる
○訊かれたことに対し、スマートで的確な答えを出してくる
○論破(言い負かし)をするのがエラい!と考えず、きちんと相手の話も聴き対話して解決する
○仕事が早い
○わかりやすい具体例を挙げられる
なども条件として挙げられる、とありました。
結構大変なコトです、コレ‥。
「将来・未来に目を向けた考えが苦手」とされがちな発達障害の自分でも、
物事の結果だけでなく「どうしてこうなったのか」という原因や、「これからどうすべきか」という未来に視野を向けた考えを、積極的にできるようにしていけば、「頭がいい」って言われるようになるのかな?
できることからコツコツがんばっていこう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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