【元ダンサー】デンジャラス! 東南アジアでは日常茶飯事!? 死を覚悟した瞬間!!! パート2: 完
どーも、AlisaToothです☆
前回、パート1の続きです↑↑↑
さぁ、マレーシアのクアラルンプールに着きまして、とても暑かったのを覚えています。
着いてすぐ、現場の箱を下見しに行きました。
西麻布感(?)高級感がある入口、ライトのカーテンをくぐると、T字の大きい舞台にキーボードとドラムセットがありました。
「今夜はお客さんとして、他のアーティストを見るよ」
夜になり、営業スタート。
ビールやらウォッカやらが振る舞われる中、様々なアーティストが順々にパフォーマンスをしている。
生演奏で歌い上げる多国籍バンド
5人組の歌姫フィリピーナ
ロシアン3人組ワッキング美女
ブラジリアンGOGOダンサー3人組
圧倒されましたが、ワクワクでした。
他アーティスト達に自己紹介を済ませ、就寝。
翌日はクアラルンプール観光と、リハーサルをし、夜になります。
私たちのショーもなかなか盛況で、楽しく終わりました。
毎日あるショーをこなしつつ、ダイエットもし、楽しく過ごしていました。
だんだん慣れてきた頃...
プレイボーイのイベントがあり、ドレスコードは白/ピンク/赤でした。
私は真っ白のドレスで現場へ。
ショーはやたらセクシーな振り付けで、下着で踊りました。(ダンサーあるあるかな?w)
他アーティストとも盛り上がり、華やかで素敵な夜を過ごしました。
イベントが終了し、送迎の車(運転手のジョン)に送ってもらっていました。
いつもなら、アーティストに貸し出されたコンドミニアム(クアラルンプールから車で30分から40分のところ)まで送ってもらうのですが、腹ぺこだったのでコンドの目の前のコンビニへ...
東南アジアあるあるで、都市から離れると今度の前に、コンビニや小物や洋服の数店が横並びになってるのですが、そこにあるセブンイレブンへ途中下車しようとジョンに頼みました。
みんな(私も含めて)、酔っ払っていたのか私が降りたことをあんまり気にしていませんでした。
両手にはコスチュームの入った大きいバックを2つ、携帯とお財布の入ったポーチを斜めがけにして入って行きました。
レンチン出来るビーフンの炒め物を手にレジへ行ったけれど、スタッフの方が誰もいない...
この2ヶ月は、昼夜問わずとてもお世話になっていたので、裏にでも行ってるのかなぁと思い、レジ付近のお菓子を見ていました。
「チリーン」
誰かが入って来ました。
【ここから先、衝撃的なので閲覧注意】
入ってくる音が聞こえた私は、チームメイトが気づいて追いかけて来てくれたのかなぁと千鳥足で振り返ると、そこにはフルヘルメットを被った2人組が居ました。
1人は既に私に近づいており、20センチ程の大きなサバイバルナイフがお腹に突きつけられていました。
白いドレスがジワジワ少しずつ赤くなっていくのが見えます。(なんなら2度見、いや、3度見くらいしました)
え、と思った瞬間、ポーチの紐を切られ、持っていかれそうになる。
人間って面白いよね。脳が考える前に、自分の両手が反射的にポーチへと伸びていたんです。(取り返せるとでも思ったのかい、おバカさん!)
全然、負けの勝負でした。
サバイバルナイフを持つその人は、ナイフで私を殴ってポーチを奪おうとしました。
左の生え際
左の肩
右の腕
右太もも付け根
4箇所を殴られていました。
本当に一瞬の出来事で、唖然としていると、チームメイトとマネージャーがやってきて、顔面蒼白。
そりゃそうよね、10分前くらいは真っ白のドレスだったのに、真っ赤なドレスを来てるんだもん。
しかも床には、衣装が散らばっているんです。
自分でも状況が掴めない中、沸々と怒りの気持ちが湧き上がるのと同時に、申し訳なさがありました。
チームメイトは半泣きで、マネージャーはボスに連絡。
ボスはすぐに駆けつけてくれて、たくさん謝られました。
「把握しておくべきだった、申し訳ない」
そこから、場面ごとでしか覚えてないのですが、警察に通報したら、実際に来てくれという事で警察署へ。
「あそこはギャングの縄張り。日本人が居る情報が拡散されてた。お店のスタッフもお金を握らされてるだろう、だって居なかったんでしょ?(半笑い)」
ボスはやる気のない警察に怒鳴っていました。
そのまま、朝イチで病院へ。
イスラムの病院だった為か、予約しなかった為か、4時間くらい待った記憶がある。
自分の番。傷口をチェックし、これくらいなら大丈夫という事で、返されそうになった所を、マネージャーさんが英語でまくし立てる。
結局、黄色い消毒液を全体的にまぶされ、帰宅しました。
他のチームメイトも、ケロッと大丈夫な私に、心配の眼差しを送りつつ、何があったのか聞いてくれました。
一通り聞いてくれた後、翌日もショーがあったので、みんなザワザワしつつ寝ました。
起きて、みんなに(特にボスとマネージャーに)心配をかけた事の謝罪をし、ショーのリハーサルに臨みます。
他のアーティスト達から...
「聞いたよー、え、ステージ経つの? 大丈夫??」
「ガッツリ刺されたら難しかったかもね」と笑いで返す私に安心したような顔をしていました。
お腹の傷は、意外と深かったみたいで、ストレッチしたり動くと血が出るので、絆創膏を貼り本番に挑みました。
この経験から、海外は慣れても安心するべからず!
数ヶ月〜1年住んだからと言って、気を引き締めておかないといけません。
慣れたからと、土地勘が芽生えたからと、地元と思わない
少し靜かな場所や夕方から朝方にかけて、1人で出歩かない
周りに注意する
変な人が出た時のデモンストレーション
防犯グッツを手に持って歩く
全くその通り!
生きていればなんとかなるので、このスマホやお財布の現金で、人が食い繋げたと思えば、奉仕活動という事で、良き!
本音は...
あいつら呪ってうやる。写真だけでも返せ!
残りの日数は楽しみましたw
以下
傷が写ってる写真に付き注意⚠️
↓↓↓
現在も、まだお腹の傷はうっすら残っている...良い教訓になりました。
みんなも、海外旅行や留学、ワーホリの際は、他人を安易に信用せず、気をつけて、楽しんでくださいね✩.*˚
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