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シャニマスを初めてプレイした時のあのときめきを返せ

おーい…

なあ、返事してくれよ…

なあってば…

いるんだろ?そこに…

俺が悪かったからさ…

帰ってきてくれよ…

…一年前の、透明だった自分…






夜寝る前にアルストロメリアを聴きながら思った。

一年前に聞いた初めてのアルストロメリアが私の心を乱したのは、曲に切なさと幸福感を感じたからなのに、今ではその感情はどこかに行ってしまったと。

あの時シャニマスの持った大きな引力の正体は曲とコミュの中にあるというのに、気づけばそれから目を逸らしてガシャでssrを引くことや高性能なキャラを育成することばかりに熱中し、どうにかしてシャニマスの引力から逃れようとしているようにしか思えない所業である。

そんな他のソシャゲでも感じられるような快楽を得るためにシャニマスを始めたわけじゃないだろう。

お前がシャニマスを始めたのは、福丸小糸が、幽谷霧子が、杜野凛世が、何を考えて、なんのために行動するのかを知るためだろうが。

お前がシャニマスを始めたのは、ビーチブレイバーが、太陽キッスが、Dye the skyが、何を歌い上げようとしているのかを知るためだろうが。

だからここで今改めてシャニマスの良さがなんなのかを明らかにしよう。

そしてもう一度お前を重力圏に叩き落としてやろうじゃないか。


一応断っておくが、今の自分にとってシャニマスがつまらないわけではない。

より日常に溶け込んだシャニマスは、ipodだったり、壁紙だったりと接点を増やし、その度に「ああ、帰り道のよりみちサンセットは最高」「あの電灯シャニマスじゃん」などと思考を侵食して、エンドルフィンの分泌を促している。

しかしどんなゲームでも始めた当初は新鮮で、何をするにもワクワクしていたはずなのに、次第にルーチンワークと化し、最終的には飽きたといってデリートしてきた私のタブレットには何も残っていない。

そんな昔のゲームのようになって欲しくない、と少なくとも今の自分は思っている。

だからこれは、近すぎるが故にその魅力に気づけないということが起こらないように、一度遠くに立ってみてその素晴らしさに自分に気づいてもらおうという戒めのための文章である。

画像は初めてプロデュースした福丸小糸さんです。
優勝させられなくてすみませんの思いを込めて選ばせていただきました。

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