歯ぎしりと食いしばり

私は小学生の頃から歯ぎしりに悩まされてきました。未だに覚えているのが小学生か中学生の頃、自分の歯ぎしりで起きてしまったのです。
ギリギリという鈍い音でビックリして起きたのです。
それからは特にストレスがかかるイベントが起きた後や前などには肩や首、顎が痛くなっていき痛み止めで誤魔化していたのですが、２０代後半になると口が指一本分くらいしか開かなくなったり、顎といわゆるエラの部分があまりにも固くなっていた為ボトックスを打ちに行ったのを覚えています。

しかしそれはあくまでも対処療法、根本的治療にはなりません。

その後も根本的な治療をしないまま３０代に入り、歯医者さんで言われた「歯ぎしりのし過ぎで歯が摩耗している。二次象牙質が出来ている。」との言葉をきっかけに本格的に歯ぎしりの治療を始めました。（写真は治療の過程のNOTEで載せるのでそちらをご覧ください。）

二次象牙質

歯医者さん曰く二次象牙質というのは歯の表面のエナメル質（歯を守る）が歯ぎしりの過程ですり減り、中の黄色い象牙質が出てきてしまう→食べ物や飲み物が染みやすくなったり痛みを感じやすくなってしまう。
そしてそれを防ぐために歯が天然資質を作り出し、歯を守る事を言うらしいんです。

そしてなんと人によっては食いしばり、歯ぎしりをする時にはなんと１トンもの力が加わっているそうです。
それを放っておくと歯が砕けたり、抜かなければならなくなるそうで患者さんの健康な歯を一本でも多く維持しておきたい歯医者さんはそれを好みません。

そこから夜間はマウスピースをして寝るようになり、ヨガやストレッチをする事で大分肩こりや首の痛みは緩和されました。
しかし歯ぎしり自体は全く収まらずむしろ継続中なのです。

しかしマウスピースやヨガ、特にボトックス注射でかなり改善しました。

エラボトックスの効果

いわゆるエラとよばれる部分にボツリヌス菌を打つと顔がほっそりして見える、小さく見えるという美容外科でも多く使われるボトックス注射の事です。

それは２０代後半に差し掛かった頃でした。
あまりにもエラの部分が痛く、しかもマウスピースもしたりしなかったり
紛失したりと全く装着していなかった頃でした。
むしろ３０代に入るまではマウスピースをほぼしていなかったと思います。
そして口を大きく開けようとすると鈍痛が走る。
あまりにも首と肩が痛すぎる。
この頃はストレッチをする。ヨガをするなど考えずただ痛み止めだけで過ごしていました。

しかしとある日もう痛み止めを使っても効果がないほど顎が固まっており、試しにどれくらい口が開くか測ってみたところ指一本半位しか開かなかったのです。
まだその頃は日本に住んでいたので、すぐに整形外科に行ったのですが特に何も変わらず更に痛み止めを処方してもらっただけでした。

そして痛みが治まらない、口も開かない私が更に調べたところ、どうやらボトックス注射が対処療法として使われていると知り、その時色々電話をかけて一番早く予約できた品川美容外科に行きました。

美容外科なら症例も多い、そして先生もとても親身になって聞いてくださりカウンセリング後すぐに打ってもらいました。
先生もビックリする程ガチガチに固まっていたので「これは効果がありますよ。」と仰っていたのを覚えています。

氷でしばらく冷やした後消毒し、注射を何か所かに分けて打ってもらったのですが痛みは全くなく、打った直後からじわ～～～っとエラ部分が温かくなっていき、帰り道トイレに寄って口を大きく開けた時に何の痛みも無く開いたことに感動しました。

そして小躍りしながらすぐに２回目の予約を取り（３～４か月置きにしばらく打つのが好ましいらしい。）帰っていったのを覚えています。

エラボトックスの費用と効果、メリット、デメリット

まず

エラボトックスの効果

についてです。

私の場合美容目的ではなく歯ぎしりからくるエラのコリを解消するのが大きな目的でした。
そしてそれに対する効果はとても大きく今でも本当に打ってよかったと大満足しています。

まず打った後から鈍痛がなくなり口が大きく開くようになった事！！
本当に感動して思わず家族に「普通の人ってこんなに大きく口開けられるんだね！」と何度も子供のように鏡の前で口を開け閉めする位興奮していました。

エラボトックスの費用

これは結構前の値段になるのでうろ覚えではあるのですが、２回打って確か６万円から７万円の間だったような気がします。
初回がお試し価格の１万～２万で、２回目から５万～６万の間だったような気がします。
ですが今はどこの美容外科も手ごろな価格で提供されているみたいですね。
私の場合は米国のアラガン社の物を選びました。
大体チェーンの美容外科なら２万円前後で打てるようですね。
私は品川美容外科で打ち、時間も１時間位ですぐ終わりました。

回数

それから日本に帰国する度に何回か打ったので数年の間で合計５回くらいは打っていると思うのですが、正直始めて打ったあの時が一番気持ち良すぎて２回目からは正直１回目ほど感じられなかったのですが機会があれば打つようにしていました。

メリット、デメリット

そしてメリット、デメリットについてなのですが

メリット

・長年歯ぎしりで苦しんでいるのなら本当にオススメ。即効果を感じられる。
・歯ぎしり自体は無くならなかったが、エラの異常なコリと首の緊張が和らいだ。
・口が普通に開けられるようになった。
・筋肉のコリが治まるのでしゅっとした印象になる。

デメリット

・３か月おきに打つなど１回で終わらない。
・費用の問題。行く回数、場所によっては高額になる。
・顔がこける。輪郭や年齢によるものが大きいと思うが、ある時鏡を見てびっくりする位やつれたような印象をうけた。

になります。

これはやはり何をとるかだと思います。
私はボトックスを打ってとても大満足ですし、費用面もこれだけの効果が得られるのであればある程度仕方ないと思うのですが
「あまりこけているように見られたくない。」「注射が嫌だ。」などの理由がない限りダウンタイムも無く正直歯ぎしりには一番効果がある対処療法だと思います。

個人的には本当にオススメで大満足です。

そして次の記事は人はまず何故歯ぎしりをするのか。
歯ぎしりをする理由を歯医者さんに聞いてみました。

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