我らの魂胆丸見えだったら共存選ぶべし!
思い通りにならないと知るとき
プンスカプンプンと怒り出しドスドスと歩くおババ。
だけど、何が気に入らないのか…おババに何が起きたのか分からんから
こちらもチンプンカンプンの瞬間だ???
おババの向かう先は・・・玄関だなっ!
そう、おババは知ってるんだ。
玄関に向かうと我らが飛んで声をかけることを…!
猫なで声でおババに話しかけることを…!!
慌てふためく滑稽な姿の我らをおババは知っている…!!!
そんなおババ妖力を見抜いている我らの魂胆をも…知っている。
おババに玄関へ向かわれると、やはりドタバタ劇になるのは変えられない事実だ。
特におババのトンチンカンなお言葉は、我らをもトンチンカンの嵐で包み込んでくれるため・・・
トンチンカンチンカンチンプンカンプンプントンカンチン????????
我らのヘルプミー状態が延々と続く。
しかしおババに変化が訪れた。
おババを制止した我らに向かって振り上げた拳は
すぐさま両手を上げてバンザイ状態になり、その両腕左右に揺らし可愛い手踊りになった・・・!?
おババはニコニコしている・・・我らの勝利か?
都合の悪いときは、全ての話の矛先を変える手段でくる…さすがだ。
おババの卑怯なやり方には、ハラワタ煮え返るほど頭が下がるんじゃ。
我らもこれに合わせねばならぬ。
敵対は、もっと大きな災いを呼ぶキッカケになるコトもあるんだ。
妖怪に甘い顔は禁物だが、たまには長いものに巻かれなきゃぁな・・・。