4月
4月5日
今日、誤ってペーターがトイレでうんこをしてるときにドアを開けてしまった。入っているなんて知らないよ!彼、便器に座ってどこか足の間にに指を突っ込んでいたんだよ。あー気持ち悪い!その後、手を洗わなかったんだよ!それでわざと私の物を触ってくるんだから。怒らないわけがないでしょ。私は彼に触られた物を拭きながら回った。ペーターはそれを親に告げ口。お母さんは私に怒鳴り、ペーターはわざと私がもっと怒られるように大泣きする。なんで私はそんなに嫌われるの?ずるいよ。それでも皿洗いはしたし。
4月13日
学校はつまらなかった。新しいクラスは本当に嫌。幸いに今日は短い日でユキと放課後買い物に行った。途中でユキは知り合いの男子を見かけて見られないように頑張って隠れていた。意外だった。そんなに恥ずかしがるんだ。
そのあとで彼女の家に行ってチャットで遊んだ。知らない男子と写真交換をした。相手はブサイクだった。私たちはみんなに双子の姉妹だと言ってオルセン姉妹の写真を送った。みんな信じていたみたいでかわいいねとチヤホヤされた。それからチャットルームにいた14歳と15歳の男女が実際のクラスメートでセフレだと言っていた。ユキが私にセフレとは何かを解説してくれた。そんなことをするのもショックだし堂々とみんなに告白できるのが理解不能だった。
4月16日
親とペーターはキャンプに出かけた。私は戸惑ったけど残ることにした。朝には音楽を聴いて映画を観ながら洗濯をした<お母さんに頼まれた手洗いだろう>。絵を描いた。それからユキと買い物に行ってから料理をした。作りすぎた。<たしか、チーズを山ほどかけたチキングラタンを作った覚えがある>。ユキは眠いと言って、結構早い時間に床につこうとした。ユキがトイレに行ってる間に私はテレビをつけてみた。チャンネルをスキップしているうちに女性がステージで踊りながら観客の前で服を脱いでいく番組が出てきた。賞金のためにね。気持ち悪かった。でもなぜか私たちはしばらくそれを見入っていた。おかげで私は、裸の人がいっぱいいて、英語の先生が妻とキスをしながら、道路も見ずに車を運転している夢を見た。
<こんなちょっとしたエピソードだけど、性に目覚めたころには、服をゆっくり脱いでいくということがフェチになっていることに気づいた。初体験の影響って恐ろしいと思わずにいられなかった。せめて病的でもなんでもなくて幸いだったが。。。>
4月22日
ユキと電気屋さんに行った。ユキは、自分の写真を取り入れて髪型などを加工できるパソコンソフトを買った。私はテープレコーダーを買いたかったけど高くて断念した。
今日、ビックリしたことがあった。ユキ、ブラをつけていた。気持ち悪かった。ちょっと見損なった。最近、それを隠すために分厚めのTシャツを着ていたのかな。自分で気持ち悪くないのかな?でも、私より先にブラをつけたのは少し嬉しかった。このあいだ、胸が大きくなりたいとも言ってたしな。以前はどっちが小さいか比べあったのに。あーあ。今書いているだけで気持ち悪くなってきている。
<そう、私は極力身体の成長を嫌がっていた。というか、大人になることを完全に拒絶していた。>
4月25日
体育ではジャージを脱がなきゃいけなくなっているので私は今朝、みんながまだ寝ている間に起きてお母さんの使い古したストッキングを工夫してブラ代わりにできる物を作った(チューブトップみたいなもの)。何とかうまくできたけどちょうど体育の前に下に下がってきて直す時間がなかった。しかたがなくそのまま走るハメになった。改善しなきゃ。。。
4月30日
お母さんとペーターがロシアに行ってしまってお父さんも海外出張になるので、今日お父さんは私をお母さんの知り合いの弥生さんの家に送り届けた。弥生さんはとても豪華な家に住んでいるけど私はそこに1週間も泊まりたいのか分からなかった。弥生さんは私が寂しがらないようにと友達の子供を呼び寄せてくれていた。恥ずかしかったけどゲームをして遊んだ。楽しかったのか分からない。夜はレストランで食べ過ぎた。