一人暮らしでも俄然食洗機を買うべき理由
突然ですが、皆さんは衣類を手で洗っていますか?
洗っていないですよね。衣類の洗濯は洗濯機に任せているはずです。
服を手洗いすると聞いたら、桃太郎のお婆さんが浮かびます。
服を手洗いするというのはそれくらい前時代的で、
洗濯機は、現代社会を生きる私たちの生活の中で当たり前の存在です。
では、食器はどうでしょうか。
おそらくこれを読んでいる多くの方が食器を手で洗っていますよね。
作る→食べる→お皿を洗う
これが、おうちご飯の一連の工程だと思っている。
「汚れた服を洗う」「汚れた食器を洗う」
どちらも同じ「繰り返し使えるものを洗う」という行為のはずなのに、
どうして衣類は機械に任せて、食器は任せないのでしょう。
縄文土器もきっと繰り返し使っていたでしょうから、
たぶん我々日本人は縄文時代から皿洗いをしていました。
日本に電気がもたらされた文明開化から約150年、我々は何故、いまだに手で皿を洗っているのか。
そう、食洗機はもはや、冷蔵庫や洗濯機と同じく現代人の必需品なのです。
これは、私が持っている食洗機です。
ここまで読んで、みんながすぐにポチれれば一番いいのですが、やはりこの値段は誰もが即決できる額ではありません。
今日は、たとえ一人暮らしであっても食洗機を購入すべき理由と、今買うならどの機種を買うべきかというところまで、実際にこの食洗機を1年使ってみた私が熱弁していきます。
なお、動画で実際に食洗機を動かしながら詳しく解説しているのでこちらも是非ご覧ください→【家電】一人暮らしでもPana食洗機を買うべき。ボーナスの使い道はこれに決まり!1年使って思うこと、最新3モデル比較でオススメ機種を発表
・私が食洗機を購入した理由
食洗機を買う前、当時の彼氏に、よくご飯を作ってあげていました。
当時の彼氏は忙しい人で、それでもご飯を作ってあげた後は、「作ってもらったから」と言って、気持ちよくお皿を洗ってくれていました。
私は疲れている彼にお皿を洗わせるのが申し訳なく、
かといって「いいよいいよ!私やるよ!」と洗ってあげると、(ご飯作って、お皿も洗って、って...なんでここまでしなきゃいけないんだろう)と思ってしまう自分がいました(笑)
相手のことを大事に思っているはずなのに、皿洗いという作業が、相手に対する申し訳なさや、モヤモヤ感を募らせる。
皿洗いにはデメリットしかないと思いました。
そんなとき、前からフォローしていたセカニチさんの買ってよかったものnoteを読んで、食洗機を買うことを決意しました。この記事にはQOLの上がる商品がたくさん載っているので是非読んでみてください。
と、きっかけは彼氏だったものの、今や食洗機なしでは生きられない体になってしまいました(その彼氏とは別れました笑)
・食洗機を買って良かったこと
①物理的にも精神的にも、楽になった。
食洗機がなかったら、せっかく美味しいご飯を作って食べていても、「この後これを洗わなきゃ」という気持ちが常に頭の隅にありますよね?
食洗機があれば、「自炊」=「作るだけ」なので、
自炊の「めんどくさい」要素が軽減され、作る楽しみ、食べる喜びだけを享受できます。
②自由時間が増える。
仕事終わりの貴重な時間を皿洗いという意味のない作業のために使うことから解放されたので、その分好きなことをする時間が増えました。
③いろいろな料理に挑戦できる
どんなに面倒な料理を作っても自分で洗う必要がないので、片付けのことを気にせず、大胆に調理器具や容器を使うことができます。
スムージーやお菓子作りなんかも気軽にできちゃいますよね。
・一人暮らしで食洗機なんて本当に必要?
私の場合、食洗機を導入して人生変わったと思っていますが、私のように生活が劇的に変わる人と、意外とそうでもない人がいます。
私くらい料理をする人であれば、一人暮らしであっても絶対に食洗機があった方がいいし、それも私の持っているファミリーサイズを買って間違いないと思います。
テレワーク生活の今、私がどれくらい料理をするかといいますと、
・【朝ごはん】ブルガリアヨーグルト
→〈生まれる洗い物〉小皿、スプーン
・【昼ごはん】パスタや麻婆豆腐など一品料理
→〈生まれる洗い物〉まな板、包丁、菜箸、フライパン、お鍋、大皿、箸
・【夜ごはん】野菜と肉の炒め物など
→〈生まれる洗い物〉まな板、包丁、ボウル、菜箸、フライパン、お鍋、中皿、箸
だいたいこんな感じの日が週に5回はあるという感じで、1日2回は食洗機を回していると思います。
つまり食事1.5回分の食器を1回の洗浄で処理している計算。
同じくらい〜これ以上の人は今すぐファミリーサイズをポチって大丈夫。
一人暮らしなら小さいサイズでいいのでは?と思うかもしれませんが、上に書いたように、1回の料理で、最低でもまな板、フライパン、鍋を各一つずつくらいは使っちゃいますよね?
小さいサイズだとその調理器具+食べるのに使ったお皿を全て一度に収納できず、1回分の食器の処理に対して、2回食洗機を回まわす羽目になります。
2回まわすのは水が勿体無いし、しかも食洗機って意外と時間かかるんです。
洗濯機と同じくらいの時間がかかると思ってください。それを2回やるとなると、その間に出かけたり寝たりみたいなことができなくなってしまいます。
逆に、たまーに料理はするけれど、その時のお皿洗いが面倒だから食洗機を、という人は、一度購入を立ち止まって考えてみたほうがいいかも。
というのも、公式的には食べ残しなどが付いたままでも食洗機に放り込んでいいと書いてありますが、高いお金を出して買った食洗機、大事に使いたいですよね?
そうなると、油や食べかすが詰まって故障するのを防ぐために、食洗機に入れる前に、ある程度目に見える汚れは洗い流してから入れた方がいい。
大して料理をしない人にとっては、
結局そのすすぎの作業が皿洗いと同じくらい面倒に感じてしまうと思うからです。
それでもどうしてもというなら小さいサイズを買えばいいと思います。
・食洗機へのよくある不安について
Q.ほんとにちゃんと洗えてるの?
→A.なんなら、人の手で洗うより綺麗。しかも節水。
これはPanasonicに限らず食洗機全体に言えることですが、
食洗機は、
・水が人の手に触れないため、より高温の水&強力な洗剤で洗うことができる
・人が洗うより少量の水で洗うことができる
(Panasonic公式サイトより引用)
という特徴があります。
よく、「食洗機で洗うのは汚れがちゃんと落ちるかなんとなく不安」と言う人がいますが、逆なんです。
実際使っていて洗い上がりに不満を感じたことはほぼありません。(口紅の跡をふき取り忘れたのが残っていたことがあるくらいです)
たまに食洗機で洗えないものを自分で洗うことがありますが、本当に泡が落ちているか心配で何度も何度もすすいでしまい、自分で洗う方が不安になってしまったことに気付きました。
Q.お手入れがめんどくさそう・・・
→A.ほとんどお手入れ要りません。というか勝手にやってくれます。
Panasonicの食洗機の場合、「お手入れ」というボタンがついているので、暇な時にそのボタンを押して放っておけば自分で勝手に綺麗にしてくれます。
(押すと2時間くらいの自己お手入れタイムに入るので注意。笑)
日常的なお手入れとしては、食洗機の中に食べ残しキャッチ的なのがついているので、そこに残った野菜のカスとかご飯粒とかを気づいた時に除去すればOKです。
ただ先ほども書いたように、食洗機に入れる前に軽くすすいでから入れる人が多いと思うので、食べ残しキャッチに本当に食べ残しが残っているのは稀です。
つまり日頃から常識的な使い方をしていれば、お手入れはほぼ不要です。
・本体代だけじゃない!実際に使うのにかかる費用
私が購入したNP-TH3は7万円強でしたが、
実際に使用するには結局10万円かかりました。というのも、
・本体代 73,289円
・分岐水栓 8,090円
・分岐金具 5,780円
・工事費用 5,000円 ※自力での取り付けも可
・(現場復帰費用、予想)5,000円※自力での取り外しも可
合計 97,159円≒10万円!
食洗機を設置するためには、今使っている水道管に、
食洗機用の給水栓を追加してあげなければいけないんです。
その給水栓を追加するために必要になるのが上記の分岐水栓と分岐金具。
他のメーカーのことは分かりませんがPanasonicの食洗機を使うためにはこのパーツ2つを買わなければいけないのは絶対で、さらに私の場合はミスって高い食洗機を壊したくないので工事も業者に頼みました。
さらにさらに、私の家は賃貸なので、退去時には元通りの水道管の状態に戻す必要があり、その工事も業者に任せるとすると、全部で約10万円かかります。
頑張れば自分でやることもできるみたいなので調べてみてください。
どの業者に頼めばいいの?と思った方は、ご自宅のキッチンの水道管に記載してあるメーカーをチェック!私はKVKというメーカーでした。
ご自宅の水道管のメーカーがわかったら、ググって電話!「食洗機を設置したいんですが・・・」といえば何をすべきか教えてくれますよ。
ちなみに設置にはコンセントとアースが必要になるほか、食器を洗うのに使った水を食洗機が排水ホースから吐き出せるように、キッチンの流しなど、排水スペースの近くに置いてあげる必要もあります。
結構大きさも大きいので(約幅550×奥行344<ドア開放時579>×高さ598mm)、設置には十分な計画が必要です!
・どのモデルにすべき?
もし私が、今の食洗機の知識全てを持ったまま、食洗機を持っていない時代に戻るなら、これを買うと思います↓
ファミリーサイズの中での選択肢としては、
①最高ランクのNP-TZ300(99,000円)
②中堅ランクのNP-TH4(83,160円)
③ベーシックのNP-TA4(71,280円)
この3つ。主な違いはざっくり言えば
①・汚れレベル5段階選べる
・運転音が少し静か(他2つと比べて)
・ナノイーXで庫内洗浄(←ようわからん)
・操作部分がボタンではなく液晶パネル式
②・汚れレベルは3段階
③・汚れレベルは3段階
・他二つにはある「低音すすぎ」が無い
・他二つにはある「80℃すすぎ」が無い
・他二つにはあるエコナビ(水温や室温を検知し自動で節電)が無い
☆予約機能・乾燥機能は全てに搭載。寸法・運転時間は全て同じ。
とまあこんな感じです。詳しくは公式サイトの比較表をご覧ください。
https://panasonic.jp/dish/comparison.html
比較してみると、①のキラキラピカピカなNP-TZ300が魅力的に見えるのは分かるのですが、正直③でいいと思います。
食洗機って、暮らしなんですよね。
使っているうちにだんだん自分のパターンができてくる。
私の持っているNP-TH3では3段階の汚れレベルが選べますが、ほとんど汚れレベル2しか使いません。
汚れレベル1で済むようなものはわざわざ食洗機回さないし、汚れレベル3じゃなきゃ困るような料理は一人じゃ作らない。
だから、最低限の機能があればいいんです。
1年間使ってみて、絶対に必要だと思う機能は、
「綺麗に洗えること」「乾燥してくれること」この2つだけ。
さらに、①の操作パネルは液晶式でかっこいいのですが、もしその液晶の操作パネルの部分が壊れたら、食洗機内部に何の問題もなくても修理が必要になる。だからシンプルにボタンの方がいい。
また、③NP-TA4には、「低音すすぎ」がありませんが、これは食洗機に非対応の食器や調理器具を洗うときに使う機能。
でも食洗機非対応のものは使わなければいいし、使ったとしてもそれだけ手洗いすればOKです。
それから、③NP-TA4には、「80℃すすぎ」がありませんが、これは普通の温水では落ちないような汚れを落とす時に使う機能。
でも、普段使っていて、洗い上がりに不満があったことはほぼありません。万が一洗い残しがあったら、そこだけピッと拭けばいい。
つまり、NP-TA4でいいんです。
以前は私の持っている、ファミリーサイズのNP-TH3か、ミニサイズのどちらかしか販売していなかったんです。
なぜ3種類に増えたかというと、ここからは持論ですが、、、
この3種類は2020年9月1日に発売されている。
コロナでおうちごはんが増え、食洗機の需要が高まることを予想したPanasonicさんは、1種類しかなかった食洗機のラインナップを、機能性が高い①から、ベーシックな③の3種展開にすることで、
「せっかくなら一番いいものを買おう」と考える消費者に単価の高い①を買わせ、食洗機1つあたりの売り上げを増やすチャンスだと考えたのです。(予想)
これは売り上げに苦しむお菓子メーカーが、それまで販売していた商品に少しアレンジを加え(例えばチョコレートのお菓子を少しビターな味付けにし)、”大人の〇〇”とか”プレミアム〇〇”といった名前で発売し、元になったベーシックなものより少し高い値段で売るのと同じ戦略だと思います。
単価を上げることで、商品1つあたりの儲けを底上げする。
Panasonicの食洗機においても同じカラクリが起きているだけで、
本当はベーシックな③だけで事足りるようにできているんです。
①と②は、なんとなくプレミアムに見えるように、実際にはあまり使わない機能が少し追加されているだけ。
でも信頼のおけるPanasonicなのだから、ベーシックで十分なのです。
さあ、今すぐポチって、
縄文人の暮らしから抜け出しましょう!
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