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【メンバーシップ特典記事:千字連載小説】恋愛ファンタジー小説:星の宝刀 月の首飾り~姫巫女してたら盗賊にさらわれて溺愛されてます~第一話

前話

https://note.com/alicespica075/n/n8138c18158dd

「いつもは、枕もとに置いてるけれど、今夜は懐に入れておこうかしら。まさか、姫巫女の胸を触ることはないしね」
 しっかり、星の宝刀にはさやがついている。間違っても自分の胸に突き刺さらないだろう。
 あたしはそう呟いて寝所に横になった。
 緊張してなかなか眠れない。一向に盗賊は現れない。いつしか、あたしはうとうと眠りだしていた。
「ほう。おひいさんは大胆なところに宝刀を隠しているのだな」
「誰!」
 窓から入ってきた影に詰問する。窓の外は警備兵がいるのに。
「あんな雑魚置いておくなよ。簡単に侵入できたではないか。ほらよ」
 投げ飛ばされてきた紙には「毒盗賊那亜坐参上」と書かれていた。

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