【子育て】ごんべさんの赤ちゃんは,風邪をひいたのになぜ湿布をしたのか
現在,赤ちゃん返りしている小学生の娘だが,
実は赤ちゃん時代をあまり思い出せない。
でもところどころ覚えていることも勿論ある。
写真はよちよち歩きを始めた頃の娘。
私は多分この頃,目の前の育児の瞬間に
向き合うのが精一杯で,
自分の娘がよちよち歩きをしているシーンを
今は思い出せない。
今,町で見かけるよちよち歩きの子を目で追いながら,
うちの子のこういう時期ってどんなだったっけ?
…と思い返してみても,記憶がないのだ。
だからといってハイハイから
突然スタスタ歩き始めたわけではなく,
よく転ぶなぁ,と思ったことは思い出せる。
だが,その映像が記憶の中にない。
写真やビデオ数点の中でだけ,
そんな感じの時期を見ることができるが,
もっとしっかり目に焼き付けておけばよかった。
一番かわいい時期なのに…と,残念に思う。
覚えていることといえば、
赤ちゃんって本当に「バブバブ」って言うんだ!
って思ったこと。
それから「おむちゅ」「ぱんちゅ」など,
「つ」を「ちゅ」と言うのも,
赤ちゃんぽさを誇張した架空のイメージかと思っていたのに,
本当に言うんだぁ〜! と思ったのも覚えている。
最初は「かわい子ぶって,わざと言ってる?」
とまで疑ったが,弱冠1歳の子がかわい子ぶって
「○○ちゅ」なんて言うわけもなかった。
それから童謡の歌詞で疑問に思うこともあった。
ごんべさんの赤ちゃんは,
風邪をひいたのになぜ”湿布”したの?
森のくまさんの“お嬢さん”は,
なぜ逃げなければならなかったの? 等々…。
育児に振り回されながらも知識欲が勝って,
その当時,調べてみた。
まず,ごんべさんの歌は,元々アメリカ民謡。
その替え歌が子どもたちに歌われた時,
アメリカの赤ちゃんは風邪をひいて,
ヴィックス・ベポラッブのようなものを
胸に塗ってもらっていたらしいが,
この歌が日本に伝わった時に湿布に変わったらしい。
ヴィックス・ベポラッブみたいな薬が
日本に普及していなかったから,
苦し紛れに湿布を貼ったのだろう。
しかしごんべさんのお子さんは,
それで風邪は治ったのだろうか?
歌詞はそこまで書かれていないので結末が気になる。
次に,森のくまさんの“お嬢さん”は、
なぜ逃げなければならなかったのか?
最後まで歌詞を聞いても謎は解けず,
消化不良に陥りそうだった。
この歌,日本の歌かと思っていたが,
これもアメリカ民謡を原曲としたものだった。
そして英語の歌詞は
日本語の歌詞とかなり違っていた!
英語の歌詞では,くまさんに出会ったのは
女の子と明記されておらず,
ニュアンス的には多分,少年。
そしてさすがは銃社会アメリカ,
「キミは銃を持っていないようだし,
(熊のオレに襲われる前に)逃げたらどうだい?」
と,熊が言うのだった。
アメリカンジョーク入りの歌詞だったようで…。
謎が解けてスッキリしたが,
日本の歌詞の中途半端な逃走勧告は
消化不良を誘発するし(?),
逃げろと言った熊に落し物を拾ってもらい,
女の子がお礼に歌うという平和な結末も,
何となく腑に落ちないというか…。
でもある意味,湿布にしろ平和な結末にしろ,
日本の国柄が出ているとも言えるような…?
童謡も研究するとなかなか深い。
とりとめのない,赤ちゃん時代の
振り返りエッセイでした。
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