見出し画像

一番後ろの席が好きな理由

学生時代、教室での座席は
一番後ろが好きだった。
映画館でも一番後ろを選ぶ。
なぜ一番後ろが好きなのか?
後ろに人がいると、何となく落ち着かないから。
一番後ろが埋まっていたら、
その少し前に座るけれど、
ちょっと落ち着かない。

でもなんで後ろの方が好きなのだろうと、
改めて考えてみたら、
多分私は全体を見渡せるのが好きなのだろう、
と気づいた。
一部を大きく見るよりは、
全体がわかった方が楽しい。

サッカーの試合をテレビ中継で見る時も、
いいシーンは大写しで見たいけれど、
どうしてこうなった? と知りたいので、
全体が見える方がおもしろい。

バレエの舞台を見に行く時も、
席が前から10列目以内に
なってしまったことがあり、
その時は踊りを間近で見られて迫力はあったが、
近過ぎて逆に見にくかった。

映画も前の方に座ると首が疲れるし、
画面が迫ってくるようで圧迫感がある。

オールスタンディングのライブでも、
それこそ若い頃は頑張って前の方に行って、
もみくちゃになりながら騒いでいた。
一度、Fuji Rock で前の方に行き過ぎて、
胸部圧迫で息苦しくなり、意識を失いかけた。
その時はガードマンに両腕をつかまれて、
畑から大根を引き抜くように
群衆から助け出された。

まぁ、そんなこともあってからは、後ろの方で
腕なんか組みながら冷静に見るようになった。
でもまぁ、心の中では飛び跳ねているが。

やっぱり何でも
大体後ろの方の席が好きなんだな
…と、ここまで書いていて、
唯一例外があることに気づいた。

子どもの学芸会や発表会の舞台では、
かなり頑張って一番前の席を陣取る。
そして写真やビデオの撮影に奮闘する。
これは多分どこの親御さんも一緒だよね。

エッセイのマガジンはコチラ ↑

最後までお読みくださり,ありがとうございます!
他のエッセイも読んでいただければ,
もっともっと喜びます😊

いいなと思ったら応援しよう!

花咲ありす
応援していただけたら嬉しいです😊 よろしくお願いします❣️

この記事が参加している募集